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2023年12月14日木曜日

冗談じゃない…これはダークポッターだ!!

皆さんはハリーポッターは好きですか?大型テーマパークにその世界観を持ち込んだりと大きなファン層をもつ魅力的な作品ですが、もしそんな「ハリポタみたいなもの」がちょっぴりダークな雰囲気と共にアニメ化したら?今回はそんな作品の紹介です!

舞台は名門キンバリー魔法学校。

ここでは卒業までに2割の生徒が、再起不能や行方知れず、または発狂した末に死に至る。

いわゆる、”魔に呑まれる”という――。

春、キンバリーにオリバー=ホーンが入学する。穏やかで理性的だが、そこはかとなく影が見え隠れする。そんな彼を中心に、様々な出世や背景を持つ少年・少女たちが集い、魔法使いとなるべく切磋琢磨していく。希望に胸を躍らせ、学園の門をくぐる魔法使いの卵たち。

しかし、魔境と呼ばれるキンバリーの脅威が彼らに牙をむく。


仲間と出会い、魔境に立ち向かう彼を待ち受ける運命とは――。

そして、”七つの魔剣”を巡る物語が、今、始まる。


七つの魔剣が支配する(公式サイト

今回紹介する「七つの魔剣が支配する」は30分枠のファンタジーアニメーション作品だ。

原作はライトノベルで原作の時点で「ラノベ好き書店員大賞2019」の文庫部門で1位を獲得し、「このライトノベルがすごい!2020」でも文庫・新作部門で1位を獲得している人気作品となっている。ラノベ作品のアニメ化のセオリー通り本作も原作をすべて描くということはなく、導入部分からきりの良いところまでとなっているので、人気作品の冒頭部分を楽しめるというところも本作の魅力だろう。

原作未履修でアニメから視聴を初めた私から見ても本作が「ファンタジー作品」であることは間違いないと断言できる。また、設定や演出の節々に、そして特にオープニングから漂う「ハリポタ」感が良い意味でワクワクさせてくれる。

あらすじにもある通り、ストーリーは主人公のオリバー=ホーンが魔法学校に入学してファンタジー満載の「学生生活」「ある目的を果たすために暗躍」する姿が描かれる大筋で話が進む。学園生活で共に行動するようになる個性的な5人のキャラクター達と様々な課題や冒険に挑んだりする日常パートのようなものも存在する。

あらすじにある「その剣が導くは、復讐か、相愛か―――。」復讐の部分が主人公がある件で暗躍ところにあたり、メインヒロインであろう「ナナオ=ヒビヤ」との関係性と『剣技』相愛にあたるのだろうが、実際に見て貰えばこの二人のやりとりと関係性は魅力的で二人の今後から目を離せなくなることに間違いは無いだろう。

先程から推している「ナナオ=ヒビヤ」(以降ナナオと呼ぶ)は戦国時代の日本のような国である日の国(やまつくに)から来た元侍の少女で独特の武士的な感性と無邪気さや明るさで主人公のオリバーだけでなく視聴者である私達も引き付けてくる。

特に第二話の「魔法剣」での二人の果たし合いの描写とその展開、そして如何にもな魔法学校の世界観は見ておいて損は無いと思う。

ここまで良いところを話してきたが全体として見るとやはり長編作品のうち最初だけがアニメ化されている本作では消化不良感は歪めない。原作履修者なら一部でもキャラが動くのを楽しめるし、原作を続けて購入して見る層なら良い導入となるのだが、単行本とかラノベまでは…というアニメのみ視聴する層からすると先細りしてしまうことになるだろう。

原作の魅力を最大限引き出せているかは分からないが「魔法学校」「魔法」「ファンタジー」そして「剣技」とキャラ同士の関係性の雰囲気は抜群で一見の価値があると思う本作をぜひとも視聴してみては如何だろうか。

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