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2022年3月21日月曜日

勝ったら踊らないといけないんですか!?

歌って踊ってアイドルアニメは見ていて明るい気持ちにさせてくれますね。

今回もそんなアイドルアニメの紹.. ではなくスポーツのなかでもアイスホッケーを題材にして攻めたメディアミックスアニメの紹介です。


心の絆でパックをつなげっ!!


日光市に本拠を置くアイスホッケーチーム、ドリームモンキーズ。

そのドリームモンキーズが開催する体験教室の門を叩いたのは、地元に住む中学生、愛佳と彼女に強引誘われた妹の彩佳、幼馴染みの薫子と真美。同じ参加者には梨子と尚実の姿もあった。

練習後、皆、すっかりアイスホッケーに魅せられてしまい「来週も参加しようよ」と言うまでになっていた。やがて監督の羊子から誘われて、愛佳、彩佳、薫子、そして梨子と尚実はドリームモンキーズに正式に所属することになる。

そんな中、強豪チーム釧路スノウホワイトに所属していた有名選手、優がチームを辞めるだけでなくアイスホッケーさえも辞める決意を固め祖母の住む日光へとやってくる。

「もう二度とリンクに立つことはない」

そう思っていた優を再びリンクに引き戻したのは、羊子と愛佳達だった。

こうして優を迎えた愛佳達ドリームモンキーズ新人チーム。練習試合、合宿などを経て、皆、それぞれ成長していき、またチームも一丸となっていく。

「心の絆でパックをつなげっ!」を合言葉に、大会に臨む愛佳達ドリームモンキーズ。

果たして、その結果は!?

これは少女達の、汗と涙の成長物語なのである。


プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~

公式サイト


今回紹介する『プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~』は30分12話放送のメディアミックスプロジェクトの一環で制作されたオリジナルアニメで、一言で表してしまうなら「女の子がホッケーをして成長して踊る」という内容なのだがアイスホッケー連盟オフィシャルアニメというすごいのか良くわからない称号をも持っているアイスホッケーを題材にしたスポーツアイドル青春アニメだ。

最後まで視聴してみないと分からないのだが、1話の冒頭が実は12話から繋がっていたところもあり、『本当の意味での最終話』を兼ねていながらそれぞれのキャラの登場から紹介、部活動(刺しゅう部)からお風呂シーン、そして締めのアイスホッケーまでを盛り込んでいてさらに1話完結といっても良いほどに締まる構成となっている。

それなので正直忙しい人は1話だけ見て本作を語ってしまってもあまり問題ないかもしれない。

メディアミックスの一環として当然ゲーム化もされるということでそれを見越してなのかウマ娘の影響なのか本作では試合終了後にビクトリーダンスと呼ばれるライブを行うのだがそのシーンが完全にアイドルアニメで登場人物たちがアイスホッケー選手なのかアイドルなのかよくわからなくなってしまうところがある。

特に最終話は割と感動というか良い展開で終わるのだがその最後に突然ライブシーンが出てきてしかもそれがめちゃくちゃ気合の入ったもの(3Dではなく手書き)なので頭の中ではメディアミックスという要素があることが理解できていても『なぜ彼女たちは踊っているのか』ツッコミたい気持ちを抑えるのは難しい。

ストーリーの全体を振り返ってみると最初は中学生だった水沢 愛佳をはじめとする刺しゅう部のメンバーが試しにアイスホッケーを初めてからその魅力に惹き込まれる過程から始まり、別の中学からおなじく体験教室に通った梨子や尚実と合流するところまで、そして第三話で愛佳の親友でもある真美が転校してしまう展開までがうまく纏められていて最初から視聴者を掴みにくる努力を感た。

そして第4話からは登場人物たちは高校生となりプロチーム「日光ドリームモンキーズ」に入団?してさらに高みを目指すことになり真美の代わりに訳ありの清瀬 優が参加することになるのだがそこで彼女たちが精神的にも技術的にも成長する姿やそれぞれの抱える課題を乗り越える過程がよく描かれていてスポーツアニメとして本格的に楽しめる展開になっていると思う。

水着回もあります。

アイスホッケーにもある程度詳しくなれるし程よくスポーツ青春アニメとして楽しみつつもメディアミックスということでキャラの日常も描かれていたりと要素が盛りだくさんかつバランスがとれたアニメなので視聴してみて損はない作品ではないだろうか。特に本作の『ビクトリーダンス」を見てそれでも本作が「アイスホッケー連盟オフィシャルアニメ」で良いいのか??というツッコミまでぜひとも視聴してみ考えてみて欲しい。

ビクトリーダンスを見て…

世界よ、これがジャパニーズアイスホッケーだ。(公認)

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