皆さんは子供は好きですか?好きな人と結ばれていずれは子供を持ち愛情を注いで注がれていずれそんな関係が待っているかもしれません(半ギレ)
リアルで子供を育てるということはとてつもなく大変なことですがこのアニメを見れば「あなたもママになり」子供を愛でるということの素晴らしさを体験できることでしょう。
ごく普通のOL・相沢梓は働き過ぎが原因で過労死し、
不老不死の魔女アズサとして異世界に転生した。
前世での反省から、辺境の高原でのんびりスローライフを始めた彼女。
スライムを倒して小銭を稼ぎ、魔女らしく薬を作って麓の村のお世話をする。
あとはとくに何もしない。そんな暮らしを続けるうち彼女は
「高原の魔女さま」と親しまれるようになっていた――。
ところが300年後。
スライムを倒し続けた経験値で、いつの間にやらレベル99=世界最強と
なってしまっていたアズサ。
その噂は広まり、腕に自信のある冒険者はもちろん、
決闘を挑んでくるドラゴン娘や、アズサを母と呼ぶ謎のモンスター娘まで
押し掛けて来るようになってしまい――!?
スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました
(公式サイト)
今回紹介する『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』は、なろう系小説原作の30分枠異世界ファンタジーアニメだ。あらすじにスローライフとある通り異世界転生にありがちな世界の謎とか冒険とかそういった要素はなるべく排除されていて転生して300年たった後になってレベルがカンストして世界最強クラスの力を手に入れた転生者「高原の魔女アズサ」がやってくるトラブルに対処したりイベントに参加したりするゆるい内容の作品となっている。
それでいて、結果的には魔界へ赴くことになったり魔王に謁見して姉妹の契を結んだりとスローライフ?な展開もあるのでそれほど退屈することもなく、それでいて深みがあるストーリでもないので特に考えることもなく視聴できる良い意味でスナック菓子のようにサクサクと消費できる。
原作がそもそもアニメ化との親和性が高かったのかアニメ視聴後になろう小説側もちらっと確認しところ本作のアニメ化ではありがちなストーリーや展開構成の省略などはあまり見受けられずそのまま原作に忠実に絵がついて動いているという印象を持てるので本作は原作ファンからみてもアニメから原作にたどり着く視聴者にとってもギャップが少なく受け入れやすく仕上がっていて好感を持てた。
登場人物も魅力的で私はその中でも特にドラゴンにして弟子の「ライカ」と魔王の「ペコラ(プロヴァト・ペコラ・アリエース)」がお気に入りでライカの給仕服姿のシーンは素晴らしかったし無邪気に悪魔らしい笑顔と展開を振りまくペコラの魅力には他の数多くの視聴者も惹き込まれるものがあると思う。
ライカのドラゴンブレスで料理した卵焼きを食べたい
さらに主要な登場人物に男性が登場しないのも本作の特徴のひとつとして挙げられる。残念ながら「家族」と銘打つだけあって百合の要素を感じられず、女性キャラクター同士の絡みが多くても「ほとんど百合アニメ」としては見れないのだが『アズサを中心とした家族のような関係』と実際に産んだ訳ではないが生み出したという意味では親子にあたる「ファルファ」と「シャルシャ」の天真爛漫な姿と疑似親子愛を描いたシーンでは主人公に自身を投影する視聴スタイルをとる者にとっては擬似的に自らを「ママ」にするというとてつもない貴重な体験をもたらすし、そうでない視聴者にとってもとてもほのぼのとした雰囲気を感じ取ることが出来るだろう。
芯が詰まった作品とは言えないが軽く視聴できるジャンルのアニメとしては高い完成度とテンポの良さ、そして異世界ものにある煩わしさをあまり感じさせない本作は一度視聴してみても損はないものではない。ぜひともその目で確認してみてほしい。
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