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2020年10月14日水曜日

【SQUAD】戦う分隊長のすすめ【分隊長講座】

 この記事では正式されたSquadというゲームで分隊長という役割でプレイし続けた結果、頭がバグってしまった人が新たにSquadを初めて分隊の指揮で悩んでいる人のために何か書いてみようという試みです。

私は軍事知識について殆ど無知で間違った解釈をしたりそれを実践してしまっている可能性があるので万が一この記事を読んでいる人がいるとしたらこの記事は参考程度に留めて自分なりの分隊長のあり方を探してみてください。

それぞれスポットライトを当てる部位を変えて複数記事に分けて投稿しようとしています。それなので多少話の前提条件等が限定的です。

記念すべき初回投稿は『戦う分隊長のすすめ』です。

戦う分隊長のすすめ

今回は分隊の『突破力』や『攻撃能力』を高めるために分隊長が”戦う”意義を大まかに5つのキーワードと共に書き殴ることにします。

  1. 分隊長も歩兵一人分の戦力であるということ。
  2. 先頭を行けば分隊はまとまる。
  3. 陣頭指揮で分隊の負荷を引き下げる。
  4. 前線からの指揮は柔軟性を高める。
  5. 最前線の経験は分隊指揮のスキルを飛躍させる。

分隊長も一人の戦力であるということ。

分隊長の役割には前線施設の設営や他分隊長との情報の共有や調整、要請や分隊の指揮が含まれますので後方でそれらの役割を果たす事に徹するプレイがそれほど悪いこととは言えません。そうすればその分、分隊の指揮に集中したり分隊間での作戦の打ち合わせなどに力を注ぐ事もできるのです。それなので今回の話でそういうプレイを否定する訳ではありません。それだけはお忘れなく。今回私が語ることはすべてではありません。まえがき通り、分隊長のあり方ややり方のうちの一つを切り取って語っているにすぎないのです。

しかし、その一方で後方から指揮を取る分隊長の中には自らの分隊や他分隊の行動や能力に疑問や不満を持つ人も少なくありません。それでは分隊が目標を達成できないのは何故でしょう?ということを一つの考え方(陣頭指揮)から解決・解説しようとしてみましょう。

どんなゲームに限らず”人数有利・不利”は避けては通れない問題です。あなたと相手が同じ9人を擁する分隊で目標を争奪していたとして、あなたが後方で指揮をすることと、どんなに完璧に見える作戦を立てたとしても「人数差」という絶対的不利をあなたの分隊は抱えることになります。つまり分隊長が戦闘に参加しないことによって分隊の戦闘力は目に見えて低下していて、それは敵分隊に対する突破力を喪失や攻撃能力の低下に繋がるという事態が発生してしまっているのです。

あなたが後方で作戦を立てて分隊員だけに攻撃させるなら必ずこの問題を頭に入れておく必要があります。それはつまり、あなたが「人数差がある」「目に見えて不利な指示」を下したということを念頭に置く必要があるということです。一番良くないのはその事をを忘れて分隊が目標を達成できない場合にその結果だけを見て抱えた鬱憤を分隊員にぶつけることです。これは「人数差」によって苦しんでいる分隊員に大きな不満を植え付けることにつながります。

敵の防衛線や攻勢線を分隊員が突破できないなら人に言う前にあなたが突破すれば良い。そういうことです。


先頭を行けば分隊はまとまる。

敵の動きがわかっている訓練やCoopモードならば隊列を維持したり分隊員にそれぞれの役割を与えて規定通りの行動を取らせることは効果的な指揮方法と言えます。その場合ならば分隊長があえて危険を冒して前線に出て自らの負担を増やすより後方に控えるほうが良いかもしれません。

しかし、対人戦での戦闘でそれを行うのは分隊を集中力を引き裂かせて逆に分隊の能力を鈍らせる可能性があります。

分隊員は周辺を警戒して敵からの攻撃に対して脆弱な位置を回避し敵を発見し敵と交戦することに集中する必要があります。ところが分隊長が後方から指揮する場合にはその分隊が敵を発見したり脅威のある地点に踏み入れようとするあらゆる状況においてその分隊員は自らの隊列位置や交戦方法、移動に関して分隊長の指示を受けるために意識を敵と分隊の連携という2つの焦点に引き裂かれることになります。さらに、不意な戦闘が発生すればそのまま分隊は戦闘状態へと突入するため十分な情報の伝達など出来る暇はなくそうなれば分隊の統率を維持することは不可能になるでしょう。

訓練や隊列や相互援護のやり方は有用ですがそれに拘ったりそれを維持すること自体を「目的」として後方から細かく指示を出すと分隊の能力は低下してしまいます。

**《ですがそれは訓練や隊列や相互援護といった戦術的な機動を否定するわけではなくそれが十分に行える(分隊員が適切な場所にいて、自ら状況を判断し、標的を見つけ、攻撃できる)分隊に分隊長が「依存」する場合は有用であると思うということだけ補足しておきます。》

陣頭指揮は分隊長自身が危険に晒されていて戦闘など直接的な行動により注意を割かないとならないため細かい分隊の動きについて掌握することが困難になりがちで分隊長として他分隊との連携に費やすことのできるリソースも減少させてしまう欠点を抱えていますが、その一方で直接標的や移動をより早く指定したり指示することが出来き、分隊員の意識も後方の指揮系統ではなく前方の隊長の位置だけを意識して移動したり交戦も分隊長側から始まることによって「目標や敵に集中させる」ことが出来きます。

分隊長が前線で指揮したならば分隊の意識はよりまとまります。そして分隊の行動目的が「指示や規範に従う」ことではなく「目標や敵への攻撃に集中する」ことにシフトすることにより分隊員の自律性も高まります。分隊が完全にバラバラなのは論外ですが適度なバランスの中で分隊員がそれぞれ率先して行動できる環境を整えると分隊の能力は向上します。


陣頭指揮で分隊の負荷を軽減させる。

分隊長が分隊と共にそしてその先陣を切ることによって分隊員の負荷を軽減させてその余力を分隊の攻撃力に転換させることを狙うことが出来ます。

分隊長の意図のすべてを簡潔にそして正しく分隊員に伝えるのはとても難しいところがあります。その逆に分隊員が敵の動きを見つけた時の報告や気付いたり考えついたことを分隊長に伝えるのもいつも円滑に行くとは限りません。

分隊長が後方でマップだけを見るのではなく、前線で同じ位置関係とその状況を共有すればその共有分の情報は交換不要となりますのでその分、分隊間の通信は自然と簡潔となります。そうなれば分隊長も分隊員もコミュニケーションのために余計なリソースを割かずに済み、情報の過不足によるミスコミュニケーションも減ります。それは結果的に”そういう点”において分隊の負担を軽減させて分隊の能力を向上させるのです。


前線からの指揮は柔軟性を高める。

Squadというゲームの経験が浅いほど効果的に、そしてSquadというゲームを知り尽くしている分隊長にとっても前線に出て分隊の指揮を取ることでその分隊長はその分隊の指揮の柔軟性を向上させることが出来ます。

具体的な一例として分隊の通信に乗らない様な細かい情報を得られるという点をあげてみましょう。Squadの地形には小さな起伏や溝や構造物が多く設置されています。砂漠MAPの様にで一見して隠れられる地形が無い場合にも元々の地形の起伏など部隊を隠したり天然の遮蔽物として利用できるような場所も少なくありません。

たとえそれらの障害物や地形をすべて把握していたとしても前線に分隊長がいなければ相手が”どの”遮蔽物を利用しているのかは知る術はありません。一般的な分隊の指揮であれば後方からの指示はそれらの遮蔽物を利用した防御や待ち伏せによって阻止もしくは遅滞されてしまい、それはあなたの思い描く試合全体での分隊の行動の筋書きに大きな影響を与えることになるのです。

しかし、前線で指揮をとるならば分隊長が『直接』その脅威を見ることによって分隊の細かい制御が容易になり、『直ちに』その脅威そのものを排除することが出来る可能性が飛躍的に上昇しますし、もしそれが困難である場合でもそれが『困難であるということが直ぐに』分かるので分隊員と余分なコミュニケーションを取る必要もなく、そして細かい内容をやり取りするときに起こりがちなコミュニケーションのミスによってもたらされた誤情報を元に無駄に分隊の損害を拡大させることもなく、”柔軟”に分隊を運用することが出来るのです。。


最前線の経験は分隊指揮のスキルを飛躍させる。

後方から指示を出す分隊長と前線で直接戦闘に参加しながら指揮する分隊長ではその経験値が圧倒的に異なります。

実際に計画を実施するときにその結果を自ら見て確かめることができますのでそれが成功しても失敗してもどのような要因がその結果に寄与しているのかを後から確かめることが出来るのです。

具体的に一例を挙げるとすると、移動経路の選定などではその経路が「隠密作戦の場合、分隊を十分に隠密に行動させられているか」や「攻撃や防御の戦闘の場合、分隊の射撃の阻害要因になるものはあるか、遮蔽物はあるか、索敵時に死角となる場所は何処か」などを実際に見て、そして戦闘を通して経験することが出来るのです。

実際問題として自らの目で見て感じることが分隊長の細かい作戦立案から柔軟性のある対応力、そして指揮能力の向上に大きく寄与していることは否定できません。


まとめ-分隊はあなた自身を移す鏡-

最後に、取りまとめとして『あなたの分隊はあなた自身(分隊長)の鏡の様な存在である』ということについて話したいと思います。

今まで話してきた内容は分隊長が直接前へ出ることによって分隊の能力を向上させようという観点からものです。そしてこれらに共通しているのは『分隊長がより強く目的意識をもって分隊の指揮や運用にどれだけ向き合えているかとそれを持って分隊の先頭に立つことで直接的にも間接的にも分隊の戦闘能力の中核となり軍事訓練も何も受けていないプレイヤー達にとって規範となりそれらの分隊員を導けるか』という意図を含んでいるところです。

もし、分隊長としてSquadをプレイしてきて自らの分隊指揮に自信をもっているが分隊の力不足を感じるならば、それはあなた自身の分隊指揮に何らかの課題が残っていることを意味します。これを書いている私も含めて完璧な分隊指揮というのは難しくそれを実現することが出来る人は数少ないですが分隊長として分隊の指揮をより上手くやりたいと願う人が増え、それを実践できる人が増えること。そしてこの記事が少しでも役に立つことを願っています。

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