競技人口は少ないですがそんな世界でも選手たちはより高みを目指して切磋琢磨を続けています。今回はそんなマイナースポーツに分類される「ライフル射撃」に焦点を当てたアニメを紹介いたします！
距離10m、直径1mm、弾数60発、競技時間45分
硬いジャケットを身にまとい、
見た目よりもずっと気力を振り絞る過酷な勝負の世界
―――ビームライフル競技！
……のはずが、誰もわかってくれないのが
知名度の低いスポーツのつらいところ。
でも私、世界を目指してます！
千鳥高校に偶然集まった、小倉ひかり、渋沢泉水、姪浜エリカ、五十嵐雪緒
の女子高生４人がおくる、
ゆるーいけどひたむきな射撃部ライフ!!
ライフル・イズ・ビューティフル（公式サイト）
今回紹介する「ライフル・イズ・ビューティフル」は30分枠の青春スポーツコメディのアニメ作品で原作は４コママンガとなっている。
原作は４コママンガだが、今作の展開は短いストーリーが連続するわけでもなく、一貫としたストーリー構成となっているし、見始めた頃はただの珍しい題材+日常ものでキャラも量産型か思いきやかなりしっかりとした作品となっていて良い意味で期待を裏切ってくる。
ストーリーはライフル射撃競技というマイナー競技の部活動ができる数少ない学校である千鳥高校に部活がしたくて入学してきた「ひかりちゃん」が実は部員がいなくて廃部が決まりかけてしまっていた射撃部に、偶然入学してきた同じ１年生でライフル射撃のできる仲間を集めてライフル部を再建して全国大会制覇を目指す展開となっている。
本作は日常系にも似たゆるい描写もあるものの、主な要素はライフル射撃競技に充てられていて序盤はそもそもほとんどの人が初耳であろう「ライフル競技」という題材にも戸惑ってしまうだろうが作中での解説等もしっかりとしているのでライフル競技についてなんとなく理解を深めて後半では主人公の「ひかりちゃん」も含めて各選手たちの奮闘ぶりを楽しむことができるのではないだろうか。
全体を通した流れとしても仲間集めから練習→練習試合→県大会→全国大会と最後まで視聴してみて満足感のあるボリュームとなっているのに加えて、主人公が活躍することには活躍するが某麻雀アニメのような特殊能力持ちのキャラなどではなく、他のキャラもそういったこともなくてむしろ強者の演出がある人も出せる結果にムラが出てくるのを描いていたりと割とリアルな勝負を見ることができる。そこも今作の良いポイントと言えると思う。
主要キャラクターの中で注目すべきはやはり主人公の「ひかり」ちゃんだろう。
もちろん主人公ということで出現機会が多いのもあるが何より特筆すべきはロリ巨乳にある。
もちろんお風呂シーンもあるんだよ。
また、本作にはところどころ百合を感じさせる演出も加えられているというところがグッドポイントとして挙げられる。
ただし、あくまでおまけ要素程度であってこれをメインに期待するのはやめておいた方が良いしそれほどガッツリしていないということは「ほとんど百合」ということで視聴者にとってみれば「青春」や「友情」の延長としても捉えることができるのでこの要素が視聴者層を狭めてしまっているということもないだろう。
なんとなく視聴を初めてみてはじめこそは「これ、最後まで視聴する気力が残るか？」と疑問をもちつつも視聴を続けた作品だが最終的にはかなりの良作品なのではないかと思えるようになった。
もちろん百合要素による補正もあるがそういった要素をプラスとして加味できない人にとっても十分におすすめできる「ライフル競技」という地味かつマイナー競技を題材にはしているものの「アツい」スポーツ系アニメ+日常作品として楽しめるのではないだろうか。
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