朝起きたらしっぽが生えていた。そんなことはありますか?
今回はごくごく一般の女子高生が超常的な力に目覚めてしまったら…そんな話を紹介いたしましょう!
ある朝突然闇の力に目覚めた
女子高生・吉田優子は
一族にかけられた呪いをとくため
魔法少女を倒すことになってしまった!!
だけど相手は命の恩人!?
そもそも全く勝てそうにない!?
ポンコツ系庶民派まぞくと
クール系筋トレ魔法少女が織りなす
日常系マジカルコメディー
はじまります!!!
まちカドまぞく(公式サイト)
今回紹介する「まちカドまぞく」は魔法少女と魔族の戦いをコミカルに描きつつほとんど戦うことなくむしろ仲良くしているところを見て楽しむ日常系アニメだ。
最近の魔法少女モノのトレンドは「絶望」とにかく「絶望」という流れが多いが今回は概ねハッピーエンドとなっているのが本作の良いポイントだ。
本来敵対関係である魔法少女と魔族という関係でありながらも、共に歩んでいくというスタイルを保った今作には度重なる絶望に心を荒ませていた「アニメ視聴少女」のあなたにとって救いとなるかもしれない。
今作の物語はなんと主人公側が魔族でその魔族として目覚めてしまった平凡の中でも下の方な地味なイメージの吉田優子ちゃんの目線に立って物語は進む。
彼女は魔族としていままでの戦いの中で背負ってしまった一家の呪いのうちのひとつである「吉田家の使える生活費は月4万円まで」という呪いを打ち破るために光の眷属である魔法少女の生き血を邪神像に捧げるために奔走することになる。
ちなみに中の人はメソポタミアなお姉さんです。
そんな彼女の活動名は『シャドウミストレス・優子』。友人達からは略してシャミ子と呼ばれている。私もこれからはシャミ子と呼んでいきたい。
そして魔法少女をさがしてぶち転がしてその生き血を代々伝わる邪神像に捧げるために早速出かけることにしたシャミ子だが、町内をうろついていると早速、魔法少女に「ダンプトラックに轢かれそうになったところを助けられ」「空腹を悟られパンの施しを受けてしまう」という屈辱を受けることとなる。
そんな出だしからなんとなく関係を気づいていくシャミ子と魔法少女である千代田桃ちゃんだが、圧倒的力量差からそもそも勝負になることはなく、悪魔側のシャミ子も光の種族側の桃ちゃんも双方どこかズレていることで幾度か決闘を申し込んだり(
そんなこんなで魔族と魔法少女が揃っているのに戦うところかほとんど緩い日常を過ごすパートが90%を超えるまさに「日常枠」で魔族側が主人公の魔法少女モノアニメという斬新な設定のアニメとなっている。
日常系といっても色々な枠があるが今作はギャグテイストと緩い感じのなにかそういった話で通じて振り返ってみるとかなりライトな作品となっている。
よく4コママンガをアニメ化した作品を目にするが、今作はまさにアニメ版4コママンガといったテンポに加えて作品全体を通してかなりゆるくストーリーの繋がりもある形で構成も組み込まれているので日常系のなかでもかなり気軽に視聴できる作品と言えるのではないだろうか。
一連のストーリーに一応のオチがつく形で最終回を迎えることとなる作品だが桃のお姉さんの話や今後彼女たちがどうなっていくのかについては特段描かれることはなく、まさに「俺たちの戦いはこれからだ」という形式をとっているので、気になる人は原作をチェックしてみるのも良いかもしれない。
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