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2019年1月20日日曜日

5分アニメ制作のすすめ

RPGやアクションゲームで女キャラを使うときはどんな装備を装備させますか?
私は可愛さ重視で装備を選んでいます。いくらステータスが良くても可愛くなかったら意味ないですから。
今回はそんなRPGの装備のうち大切な要素のうちのひとつである防具を販売する防具屋さんのお仕事に焦点をあてたアニメの紹介です!


《このお店で取り扱っている防具は全て…!》青年・カウツは大量のスライムに追われているところを、謎の美少女・リリエッタに助けられる。リリエッタの落とし物を届けようと町の中を探すカウツは、運よく彼女の働く防具屋を見つけるが…。そこで目にした光景とは…?旅の冒険者たち。ようこそ、おとなの防具屋さんへ。

おとなの防具屋さん(公式サイト


今回紹介する「おとなの防具屋さん」は5分枠のファンタジーお仕事コメディアニメだ。なんと今作では隣町から仕事を探しにきた主人公であるカウツくんが偶然「エッチな」防具だけを取り扱う『おとなの』防具屋さんで働くようになる所から物語は始まる。
今作の見どころは「低予算アニメの進化」を垣間見ることができるところではないかと私は考えている。

今作は5分枠ということでやはり予算の限界を感じるアニメだったのだが従来の日常系アニメの『劣化版』もしくは『簡易版』の様なアニメとは違って全体的に背伸びせずにクオリティを一定に維持しつつも作品ならではのエフェクトやや設定を利用した良い意味での手抜きが各所に見られるのだ。

その例えとして防具屋さんというタイトル通りちょっとRPGっぽい雰囲気がある作品である今作のオープニングには主題歌はついておらず変わりにファミコン風なBGMが流れていてそこにメタっぽい声優のコメントが入るものとなっている。
通常、オープニングはほとんど変わらず、作品の転換点や特別な回で独自の映像に差し替えられたりオープニング自体が切り替わったりするものだが今作は同じBGMだがコメントを入れる声優がそれぞれの放映回毎に違うので様々な声優さんの演技を楽しむことができる。5分アニメ独特の短いオープニング枠も相まって普段だと「飛ばしてしまう」こともあるオープニングも楽しめる美味しいアニメとなっているのだ。


バトルシーンなど作画の力を奪い取るが映えるシーンを敢えてビット絵でRPGゲーム風に表現したり同じシーンのループをネタとして用いたりとその制作陣の負担のエコ化は凄まじいものがあり、いままでの「妥協」「届かない」作品とは違った『計画的』な手抜きは心地よくも映る。


ストーリーの流れとしては冒頭で紹介したとおり、隣町から仕事をもとめてきた青年がたまたまモンスターに襲われたところをおっぱいの大きな優しいお姉さんに助けてもらう。そこで落とし物を拾ってそれを届けに行くところから始まり、なんだかんだで届け先の防具屋さんで働くことになったのだがその防具屋さんが店長の趣味で「エッチな女性用の装備だけを販売している」というかなりアダルトなお店だった。(これが〈おとなの防具屋さん〉のタイトルの由来にもなっている)
そんなちょっぴり刺激的な職場と刺激的なお姉さんやお客さんたちに囲まれて女性の魅力や魔力への耐性が低い主人公が誰これ構わず盛りまくるというのが今作の主だったストーリーだ。


キャラと主人公とヒロインの関係がいまいち煮え切らない感じに描かれているがそこを深く掘り下げすぎてややこしくしてしまうことなくある程度、読者の想像にも任せつつも防具屋の日常や設定を少しずつ拾っている今作の構成を楽しむことができるのではないだろうか。


私はやはりメインヒロインでかわいいリリエッタちゃんを推したい。
明るく元気な防具屋さんの看板娘で、握力が強い脳筋枠だがほんわかふわふわ系でおっぱいもふわふわな彼女の魅力に抗えるものは数少ないだろう。
私の魅力や魔力に対する耐性も主人公同様に少ないのかもしれない。レベルを上げて物理で殴らなければ…


そんなこんなでいままでの5分枠とは違って心地よい「手抜き」を見ることができて尚かつ手軽に視聴できる本作はスキマ時間に見たいアニメを探している人にとってかなりおすすめ出来るアニメと言えるのではないだろうか。
ぜひとも視聴して5分アニメの将来あるべき姿を確認してみてほしい。

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