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2018年11月12日月曜日

Steamユーザーの思い描くジャパニーズゲーム!

PCゲームの主なプラットフォームのうちの一つであるSteam。そしてそのSteam上で所謂「萌系ゲーム」を流行らせる起爆剤のうちのひとつであるNEKOPARA!のアニメ化作品の紹介です。


水無月嘉祥(みなづき かしょう)は伝統ある老舗和菓子屋である実家を出て、パティシエとして自身のケーキ屋『ラ・ソレイユ』を一人で開店する。しかし実家から送った引っ越し荷物の中に、実家で飼っていた人型ネコのショコラとバニラが紛れ込んでいた。追い返そうとするも二匹の必死の嘆願に嘉祥が折れて、ついに一人と二匹でソレイユをオープンすることに。
大好きなご主人様のために、失敗しながらも一生懸命頑張るネコ二匹が織り成す、このハートフルなネココメディ、ここに開店!

ネコぱらOVA(公式サイト


『ねこぱら』はゲームのアニメ化作品でなおかつOVAということで30分枠2つで60分の作品だ。
その名の通り猫と人間のハイブリットネコちゃんとそのネコを飼う主人公のイチャラブ日常系アニメ作品となっている。

今作の面白いところが制作資金がクラウドファンディングによって集められたことだろう。大抵の場合は予算が不足して私の得意分野であるクソアニメ化につながるところなのだが今作は圧倒的人気作品なのでむしろ潤沢すぎる資金を獲得してしまった。
それ故にもっと良い制作会社に頼めたのではないかと資金に対してクオリティが足りないと批判する人も散見される。
だがアニメとして基本的な部分は収められているのだからほとんどの人が満足しているというのが現状だ。

人間と猫のハイブリットといったが設定として近未来の世界で遺伝子工学が進んだことによって愛玩動物としての猫をさらに人間に近づけた「ネコ」が発明されて人間の間で流行ったがその流行が落ち着いてからは現代のペット問題と同じく「飼えなくなってしまったネコ」を”捨てる”捨てネコ問題も発生している世界が舞台となっている。
つまりこの世界では私達の世界でペットとして慣れ親しまれている「猫」と遺伝子操作で生まれて人間に近い容姿と能力をもつ「ネコ」には大きな差があることになる。まずここを抑えておく必要があるだろう。

今作における問題点のひとつとも言えるかもしれないことなのだが、このネコに関する設定や時代背景などの問題についての説明がアニメ作品の作中では見られなかった。それなのでアニメ作品だけをみて原作をプレイしていない人からすると違和感を覚えたり単純にネコ耳の女の子と主人公がハーレムするアニメに見えるかもしれない。(実際、単純にハーレムモノ作品なので問題ないのだが…)


今作に登場するネコの中で私のお気に入りはメイプルちゃんだ。アニメだとあまり登場の機会は少ないのだが原作作品をプレイしている私にとって気が強くてませてるメイプルちゃんがシナモンちゃんのおねだりに負けて百合百合プレイに励んでしまう押しに対する弱さや簡単に堕ちる感じが私の琴線にふれたのだ。


今回紹介しているアニメでメインの扱いとなるショコバニコンビもなかなかなもので、その中ではバニラが好みのタイプなのだがショコラの様な騒がしキャラが少し苦手な私にとってそんなショコラがセットでついてくるバニラというのは若干評価が落ちてしまっている。

今作では主人公である嘉祥くんが実家が和菓子屋なのにもかかわらず自らの道として選択した洋菓子作りの修行に励んだ後に自らの道を貫くために洋菓子店を出すというところからスタートして。そこに実家で飼っていたネコたちスーパーブラコンの妹である時雨ちゃんが乱入してドキドキイチャイチャライフが始まるよ!という内容の話となっている。
(まだ原作でも攻略対象になっていないが最終攻略対象はこの妹である時雨ちゃんになるのではないかと私は考えている。)



本作では原作ゲームでいうところのVol.1までの話をアニメ化した内容となっていてハーレムモノになる前段階の導入編の様なストーリー構成となっているが、アニメから入った人にとってもNEKOPARA!のファンにとっても魅力のある作品に仕上がっているのではないだろうか。

これらのネコたちが幼かった頃の話に焦点を当てたOVA作品(ロリコンケモナーファン歓喜)も発表されているので近いうちにそちらもレビューしていきたい。

Steamで外人たちから圧倒的な評価を受けている今作、ぜひとも将来の異文化コミュニケーション時に自国の文化として話題に上がったときにその会話についていける様にチェックしてみては如何だろう?


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