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2017年10月29日日曜日

くまと少女のものがたり。

みんな初めは面白いとおもっていたのです。ですがとても人を選ぶアニメとなってしまった今作。
町おこし!?人と獣のハートフルストーリーを紹介しちゃいます!!


東北地方のとある山奥。
中学生のまちは熊を奉る神社に巫女として仕えていました。
ある日、まちは後見人(人?)であるクマのナツに
「都会の学校に行きたい」と訴えます。
やる気はあっても根気はない、世間知らずのまちに、心配性のナツは都会で生きていくために必要なあらゆる試練を与えていくのですが…。

くまみこ(公式サイト


人の言葉を理解して神社で巫女をしているまちと共生の道を歩んでいるナツのふたりの日常系?アニメだ。
あらすじにあるように急展開なんかはなく最初から最後までテンポだったり雰囲気は変わらず緩めのストーリーが展開される。

最大の特徴でもあるクマのナツは完全に人化していてクマらしさはその見た目以外失われてしまっている。人間であるまちよりも人のテクノロジーや常識に精通している。その一方でまちはポンコツのキャラを通り越している。そしてコミュ障設定もあるのだがかなり闇が深く描写されている。そのまちのやり過ぎとも言える描写とそれを主軸にして強調する話の展開の仕方は今作を完全に人を選ぶアニメにしてしまった。そしてよしお。君は便利に使われすぎてしまった。残念だが消えてもらおう(BD版)
はたしてそこまでする必要があったのか…そんな問いかけを今作はしてくる。

しかし、もはや病的とも言えるまちの行動を置いて行き過ぎた演出を隅に置けば今作はゆるく見れるハートフル・コメディなアニメとしてオススメできる。酷評するレビューもあるかもしれないし問題をいくつか抱えているのは確かだろうが見どころが一切ない訳ではない。むしろ女の子の闇が好きでとんでも超展開にも耐性がある私からしてみたら臆病でコミュ障なまちも可愛いいしクマと少女の日常なんてもの珍しいし田舎に持ち込まれるテクノロジーや登場する個性的なキャラを絡めた話なんかは結構楽しめるのではないかと思う。実はまちには特殊能力がありそうだったりそういった小ネタもいいアクセントになっていると思う。


今作に対する評価は様々だが私は田舎で都会に夢見る少女,だが現実と夢のギャップだったり本人が抱える問題やその周りの人(+クマ)たちの思惑,そしてアニメにおいてよく見られるゴリ押しがどこまで行くと炎上するのか(最終回)そんなところを楽しみながら是非とも一度視聴して見て欲しい。
なんとかの灯りやなんとかの教官の様に哲学的な問いこそないものの今作を楽しんだとしてもそうでなかったとしてもなんとなくアニメの演出や脚本の光と闇を垣間見ることもできる貴重な作品のうちのひとつではないだろうか。

そしてひとつ忠告しておこう。
人の道を歩み続けたいのならばまちとナツの同人誌を検索してはいけない…

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