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2017年5月27日土曜日

お前らに、本当の魔術ってもんを教えてやるよ。

皆さん「空戦魔導士候補生の教官」というアニメをご存知でしょうか?
またやってきてしまいました。彼らの後継者が現れたのです。


”アルザーノ帝国魔術学院
非常勤講師・グレン=レーダスは、自習→居眠りの常習犯。
まともに教壇に立ったと思いきや、黒板に教科書を釘で打ち付けたりと、生徒もあきれるロクでなし。
そんなグレンに本気でキレた生徒”教師泣かせ”のシスティーナ=フィーベルから決闘を申し込まれるも――
結果は大差でグレンが敗北という残念な幕切れで……。
しかし、学院を襲う未曾有のテロ事件に生徒たちが巻き込まれた時、「俺の生徒に手ぇだしてんじゃねえよ」
グレンの本領が発揮される!
第26回ファンタジア大賞<大賞>受賞の
新世代学園アクションファンタジー!

ロクでなし魔術講師と禁忌教典 (公式サイト

哲学の授業が始まろうとしている。
時の流れとはなにかというテーマまで踏み込んでしまった「空戦魔導士候補生の教官」だが今回は一味違う。
PVからして《同じ過ち》を繰り返して消えて行く様に見せかけながら今回は「ん?意外といける…いけるぞ!?」と驚きをプレゼントしてくる。

モダンレトロからの脱却は果たした。そして「さすおに」ものとしての程よいぶっ飛び感を残したストーリーが出迎えてくれる。
主人公は最初、使えないやつ扱いされているが実は凄い人でしたスゴイデス!!というストーリーでヒロイン達の問題を解決したりしながら話が進んでいく。
*さすおにモノは人を選ぶだから「魔法科高校の劣等生」が微妙だと思う人には今作もイマイチなものになるだろう

第七話まで見た感じ、ろくでなし講師感はあるのだがタイトル後半部分の禁忌教典部分はまだ見えてこない。これからの展開に絡んでくるのか来ないのか…(第七話ではお約束の水着回もある。やったぜ!)

キャラで見るならばルミアちゃん一択。王女の風格と溢れる母性でテンポがいまいちなギャグパートで疲れた心を癒やしてくれる。犬好きの方はシスティーナちゃんをどうぞ。
主要登場人物だけで見るとキャラは少ない。その割には大天使ルミアちゃんを除いてかなりの個性派揃いだ。リィエルちゃんは…今後の展開に期待することにしよう。



少なくとも空戦なんとかさんよりは見れる。「マジ消さないで」と訴えながら消えて行く者は無駄な犠牲では無かった。今期の中では面白い方に入るかもしれない。
だがこれを絶賛できるかというと自信が持てない。耐性というものは恐ろしいもので興味半分で覗き込んで行くうちに私はこのジャンルの流れの中に取り込まれてしまったのかもしれない。
さすおにジャンルに加えられようとしたあらゆる要素は光と成るどころか何とも言えない何かを生み出してしまっている。魔法科高校のなんとやらが作り出してしまった闇は深い…




興味のないやつは寝てな!

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