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2016年12月19日月曜日

管理、開始。理想の地球へ

素晴らしいアニメの条件とは?その問いには三者三様の答えが帰ってくるが私の場合は百合要素でどれだけブヒブヒできるかが重要になっている。
それだから「桜Trick」は神アニメであると自信を持って認定できるのだが変態紳士とそのへんを語り合っていたところ一つの作品を紹介された。



『ガラスの花と壊す世界』< 公式サイト >


私達に自由意志はない。
私達は泣いたりしない。
綺麗...お花畑に連れて行ってあげるね。

環境保全プログラム・マザーにより人類が滅んだ世界。
双対の鉄壁アンチウィルスプログラムの少女たちの使命はセカイを復元させること。
増殖するウィルス記憶を失った少女。データ上の仮想世界、

2016年1月9日より公開開始。

前情報はそれなりに貰っていたのですんなりと理解していけたが出だしからの流れはある程度事前情報を持っているか似ているストーリーの作品を見たことがある人でないと話に入り込むのに時間がかかってしまうかもしれない。
仮想世界モノで実際の世界はどうなっているのか、何が起きているのかは時間を経るにつれて明らかになる話の組み立て方となっている。


Q.このアニメはブヒれるか? → A.ブヒるアニメではなかった...
キャラクターのデザインはブヒリティが高いが話の流れや日常パートがダイジェストで流れる点もあってブヒブヒする時間を与えてくれなかったのだ。
だがブヒれないだけでそれぞれのキャラクターは魅力的だ。強すぎない個性と程よい王道感あるキャラクター達は違和感なく「あのクソメガネのせいで作品見る気がなくなった」という事態に陥ることはないので安心して見て欲しい。


ストーリーについて
最後は「完全な」ハッピーエンドではなくなんとももどかしい気持ちになる者もいるだろう。そういう結末は作品の個性にもなるが王道ハーレムハッピーエンドものが好きな私からしてみるとあまり好みのものではなかった。
予告編にも出ているように仮想世界が舞台になっているがその仮想世界を構築するハード環境を「誰が維持するのか」そして2015年の人格データを如何に手に入れたのかなど考察しながらじっくり見るとツッコミどころがポンぽこ出て来るのであまり深く考えずに見ると良いのではと思う。

個人的には人類がマザーに抗うためにウイルスを送ったりリモを送ったりとかそういう話で最後は3人仲良く人類も皆が幸せなストーリーだったら嬉しかったがこういう結末もそれはそれで有りなのかな。

人類の行く末とマザーの真意だったりそういったところが最後に分かる当たりや悲劇的ではあるけれどその後に続いていく感じのストーリーは面白みがあるし個人的には不満だが日常パートがダイジェストなのでうまく物語の芯の部分にフォーカスされていて見易い作品に仕上がっている。


まとめ。

さて、くりむすセレクションで最高金賞を受賞することはなかった作品だがその理由を見てみるとほとんどがくりむす氏の好みと異なるところがあるからとなっていて、実際は万人に受け入れられる良いモノだと思う。そして誰かがこれを見るべきか聞いてきたなら止めたりはしない。

ストーリーの展開に異なる意見を持ったりその後について考える所があったりすることが多いと思うがそういう「余地」が有る所も今作の良いところでそれを意見交換すれば話のネタにもなれるしさらに深く今作を楽しんで欲しい。

あっ..ちなみに私が付き合うとしたらドロシーちゃんで膝枕してもらいながら頭なでてもらいつつ「こんなので喜んじゃって」と蔑まれたいのはデュアルちゃんです。




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