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2018年7月15日日曜日

なんとなくメディアミックスした結果がこれだよ!!

皆さんはアニメに何を求めますか?
作画、声優さんの演技、演出…いろいろとありますがそれぞれの作品にしっかりとした何か「芯」のようなものがあることが求められるのではないかと思っています。
そんなものが一切感じられない「とりあえずアニメ業界の流行りを集めてアニメ化しました」という作品があったらどうなるのか?それを仄かにの感じさせてくれる作品を紹介したいと思います。


どこにでもいる普通の女子高生、正岡小豆と小林抹茶は、平凡な日常を過ごしていた。
そんな日々から弾けたい小豆が、ある日突然抹茶に提案した”575”。
それは、日々の出来事や感動を五・七・五のコトバで歌うというものだった。
早速”575”を始める2人、さらにその2人に興味を持った同級生の与謝野 柚子も加わり、3人の女子高生による”575”の活動が今、ゆっくりとはじまる…

GO!GO!575(公式サイト


今回紹介する「GO!GO!575」はもともとスマホアプリ,ゲームをもとにしたメディアミックス短編アニメ作品だ。
全5話の5分枠で全部合わせても25分という短編アニメのなかでも超短編とも言える極端に短い放映時間が特徴的だ。
当然、全25分で実のあるストーリーが展開されるわけでもなく、鎌倉に住む女の子達の百合百合しい日常が淡々と描かれている作品となっている。


575とタイトルにある通り、川柳がテーマとして取り上げられているが、登場人物のうちの一人である小豆ちゃんが事ある毎に575の川柳スタイルで発言するにとどまっており、タイトルに「575」を取り入れる必要があったのかどうかは未だ謎のままだ。

とりあえず今作の意図については、よくわからないが一つだけ分かることがある。それは今作も「ほとんど百合作品」である可能性が濃厚であるということだ。
腕を組んで体を密着させたりといちいち濃厚なスキンシップが多く、オープニングテーマのラストでふたりでハートマークを作っているあたり、これは「ほぼ百合作品」として間違いないだろう。


そういうことで内容が無いようなアニメなので特段言うことが見当たらないのだが、短編アニメの中では作画などアニメとしての基礎力は高く、低予算感を感じさせないものになっている。その一方で超短編の放映時間は作品のストーリー性に制約を与えるものになってしまっている。
本当の隙間時間に完結する作品を視聴したいというときや重いストーリーの作品で若干食傷気味のときに間食として今作を視聴したり、主要な登場人物のなかのひとりとして登場する正岡小豆の声を当てている大坪由佳さんのファンにとっては一見の価値のあるアニメなのではないだろうか。
ここで一句…

意味もなく、短編アニメ、見るんだよ。

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