私は未だに視聴していないのですがクソアニメと名高いその作品の登場を予知していたかのような名前のつく「ポプー」社で繰り広げられる日常を描いたアニメを紹介しちゃいます!
玩具業界の中堅企業(株)ポプーのガールズトイ事業部へアルバイトとして配属されたゆとりちゃん。
彼女の「解らないことがないよう教えてくれるのが先輩の仕事ですよね」等のマイペースな言動に先輩アルバイトのつめこみちゃんはげんなり。
なんとかゆとりちゃんと仲良くなろうと頑張るつめこみちゃんだが、その自分の常識では当てはまらないゆとりちゃんの行動に、正社員のだんかいさんの励ましもむなしく途方に暮れてしまう。
ゆとりちゃん(公式サイト)
今回、紹介する「ゆとりちゃん」はいわゆる『ゆとり世代』をテーマにゆとりちゃんのゆとりある働き方をコミカルに(自称)描いた日常ものの3分枠アニメだ。
なんとこの
今作はタイトル通り、世間一般のゆとりイメージを具現化した様なキャラクターの「ゆとり」ちゃんが中堅玩具メーカーのポプーに就職するところからすべてが始まる。
制作当初は「ゆとり」世代にたいしてあまり良くないイメージが浸透していたピーク期でマスメディアなどでもよく取沙汰されていて、そんな制作当初期のゆとり世代に対するすべての人の悪い認識をこの「ゆとりちゃん」というキャラクター一人に凝縮した感じは今となっては懐かしさまで感じるところがある。
ただ、このゆとりちゃんはあまりにやりすぎている。これではただの「クソバイトである」。
つまり今作は「クソバイト」の日常を描いた
それだけではない。今作は全体的に解像度が低く、作画の水準もあやしい。時折雑になるキャラやとろける輪郭から感じる突然のホラー感は歪めない。それに加えて歪んだ背景空間が視聴者の精神状態を不安定にさせてくる。
そして社会も会社もなにも知らないであろう人が「ゆとりのイメージ」のマイナス部分をすべてデフォルメしてネタ化してを受けると思って作ったストーリーや演出が見事にズッコケている。
つまり今作はクソアニメの3要素を満たした完全なクソアニメであると断言できるだろう。
12話だったらこの低予算感も合わせてクソアニメ愛好家としてはこれらのクソ要素が加点要素だったが、放映話数が多すぎてマイナスのほうが上回ってしまっている。
おそらく今のトレンドを盛り込んだ日常系なら短編枠だしなんとか面白い作品が作れるんじゃね?という安易かつ短絡的な発想が発端だったのだろうが25話という長丁場で話の中でオチすら作られなくなってしまった。
おそらく制作陣の感覚が麻痺しているのではないだろうか。アニメ制作会社の闇は深い。
そういう訳もあって中盤以降はもうゆとりはあんまり関係なくなってくる。
そしてエロに舵を切ろうとするも、作画力が届かずにより失敗…
だがイライラ禁物だ。オープニングにもある様に短気になれず耐え忍べば慣れてきてクソアニメもありかな?と錯乱する希望もある。
クソアニメハンター候補生である当ブログの読者必見のアニメと言えるだろう。
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