あまり声を大きくは言えないけれどもきっと…少数ですが、、理解者は居たと思います。頑張れ担当者…。
県立田茂農林高校―通称「のうりん」。
ぼくの名前は畑耕作。ここ「のうりん」に通う、
ちょっぴりアイドルオタクな高校生だ。
そんなぼくの通う学校に転校してきたのは、
憧れの超人気アイドル草壁ゆかたん…!?
方言幼馴染、メガネ美少年、ラブリー小動物、
巨乳少女!妄想系教師!パンツ!足フェチ!
そして、謎の転校生…
ここには青春の全てがあるッ!!
農業学園を舞台に繰り広げられるハイテンション学園ラブコメディ。
のうりん(公式サイト)
今作は農業高校の日常ラブコメストーリーの30分枠の作品となっている。
ストーリーとしてはおおまかに説明してしまうと、アイドル業で心身共にすり減らしてしまいうまく歌ったり笑ったりが出来なくなってしまった草壁ゆかこと木下林檎が芸能界を引退して主人公の通う農業高校へ転校してくる。
そして農業高校での自然とのふれあいや主人公の畑耕作や幼馴染の中澤農らといったメンバーとのふれあいを通してアイドル生活で疲れ切ってしまった林檎ちゃんの心を癒やしていくという話の流れになっている。主人公の耕作のことを好きな農や林檎の恋愛バトル?やアラフォー先生の残念な妄想ストーリーを挟んだり、農業高校らしいイベントがいくつか出現したりギャグよりの日常ラブコメディ作品だ。
今作の出だしはアイドルをしていてそれを引退して主人公の元へやってくることになる草壁ゆかたんのライブシーンから始まるのだがこれのクオリティが高い。
私事だが小ネタとして草壁ゆかたんを演じる声優の田村ゆかりさんは実際にライブ公演を行っているのだが私の声優ライブデビューは彼女のライブだった。そしてそのライブでは運良くかなり前の列を確保することが出来たのだったが、声優ライブに対するトラウマが発生することになってしまったのだった…
まず手始めに冬が空けない極寒の早朝に物販のために私は待機列に並ぶことになるのだがなんと私の並んだ列だけ整理の都合上建物の影に移動させられて唯一の救いであった太陽光からも見捨てられてしまい凄まじく寒い思いをした上に前列のガチ勢に取り残されてなんとなくついていくのがやっとの完全初参加勢の私はペンライトの色の統一など知る由もなく周りから冷ややかな目線と嘲笑のもとに肩身の狭い思いと申し訳無さを感じながら彼女のライブを楽むことになるのである。
隣のアフロ頭のファンの5本指にそれぞれ装備されたサイリウムが私の頬をかすめ、そして激しすぎる動きに固定具が耐えきれずにそのサイリウムが飛び出していく、まさしく戦場だった。初心者にはまだ早かった…
さてはて、個人的な回想は置いておいて、今作はかなりギャグ寄りの日常系ラブコメとなっている。
この時期のアニメは涼宮ハルヒから始まる日常系アニメ競争の全盛期でそんな時期に満を持して作り出された本作は当時、そしていまにまで連なるいくつかの要素すべてをこれでもかというほど詰め込んでいる。
(エロ・シリアス・ラブコメ)+マイナージャンルという当時の日常系アニメ最先端の組み合わせの集大成とでも言える本作では本当にエロというか下ネタやサービスシーンもあり、シリアス要素(主に林檎関連)や恋愛要素、そして様々な作品からのパロディをも取り入れていて、今になって見直してみるととてもカオスな作品となっている。
内容もなかなかの密度だが登場キャラクターも強烈なメンバーが揃っている。
私からみた主要メンバーの紹介をしておこう。
・畑 耕作
主人公。真面目。アイドルオタク(草壁ゆかたん推し)。詩人。脚フェチ。
誰もがみな、心の中で自分だけのパンツをかぶっている。
・木下林檎(元草壁ゆか)
元アイドル。アイドル生活に疲れて笑えなくなってしまいアイドルから離れて主人公の通う農業高校へ転入してくる。主人公が好き。
・中澤農
幼馴染。耕作くんが好き。
・過真鳥 継
親友。謎が多い。農業に対してこだわりがある。
・ベッキー
AKB40(アラフォー・教師・ベッキー)。口癖はらめぇ。
「ポニーテールの40」のエンディングソングの狂気がすさまじい。
・大森 純一
吹き矢のおじさん。ノージョブ(無職)。吹き矢で狙うはリア充。
-四天農-
・ボイン吉田
おっぱい。過真鳥 継のことが好き。
・バイオ鈴木
異能とキャラ立ちと変態で頂点を極める
アナルBB(乳酸菌)の開発者。ちなみにアナルBBとはAll Natural LifeSciens.の略でありお尻の穴というわけではない。
腐女子≒発酵の美少女。
・宮本ウッドマン林太郎
四天王の中でも最弱(林業科)
・ローズ花園
造園科。ホモ。ポッキーゲームで念願の主人公である耕作とのキスを果たす。
・マネー金神
金の亡者かと思いきやいいヤツ。そして俺様系女子だった。
-イメージキャラクター-
・夢精らん
乱暴に剥いてもいいよ、もう我慢できない…私をを…食べて…。無精卵はゴムをつけたときの卵…
そういうわけで強烈かつ愉快なキャラクターたちがたくさん登場し、アニメ文化の集大成といえるほどに濃縮された今作は意外と農業もしていたり、旧型スクール水着の解説が突然はいったり農と林檎ちゃんの謎の田んぼ泥レスが始まって友情が芽生えたり謎の疑似百合展開が始まったりそのまま逆転責めに発展して達してしまったりと忙しくこれでもかとばかりのネタが繰り広げられる。
そして突然のシリアスパート、笑えなくなってしまったアイドル。死んだ畑で育てられたトマトから生み出される笑顔そんな展開まで盛り込んだ肥えた土地(アニメ制作環境)で生み出された熟れた果実、一度視聴してみてはいかがだろうか?
それからロリいたくんの貧乳ロリ至上主義は勉強になる。
ぜひとも逮捕されたときのために勉強しておくと良いだろう。もしかしたら許されるかもしれない。(許されるとは言っていない)
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