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2018年5月29日火曜日

I can hear my heart bell どうしたっていうの 俺のベルが鳴る~♪

パンツとは一体何なのでしょう。なぜ人類はパンツを穿くようになったのでしょうか。
なぜ人類はパンツを愛するようになり頭に被るようにまでなってしまったのか…。
きっと答えはすぐそばにあります。今回はそんな疑問に迫る「パンツが空飛ぶ」アニメの紹介です!


私は愛玩用エンジェロイド
マスターを楽しませるためだけに造られたもの 

エッチなオトコの子の願いをなんでもかなえる、天使が空から落ちてくる!
美しい自然に囲まれた小さな町、空美町。
そこに住む桜井智樹は「平和が一番」をモットーにする普通の学生だった。
だが、ある日空から降ってきた少女 イカロスによって、平穏な日常がどんどん壊されていくことになる。

《愛玩用エンジェロイド》と名乗り、
地上で最初に出会った智樹を《マスター》と呼ぶ
イカロスは、彼の願いを叶える不思議な力を持っていた!
一千億もの現金を手にし、透明人間になったり、
時間を止めたり、したいホーダイ!
健全な男子の欲望を満たしまくる智樹が、最後に願うものは!?

そらのおとしもの(公式サイト


現在のアニメの環境から考えると今回紹介する「そらのおとしもの」は一つ前の世代のアニメと言えるかもしれない。「ギャグ&エロ」「シリアス」のパートの化学反応に不安を覚える組み合わせをもつ今作だがギャグ&エロの部分が若干古臭い部分がシリアスパートを阻害せず、ただのギャグ&エロ作品ではなく考察の余地があり、展開も気になる良作品に今作を落ち着かせている。


今作を語る上で欠かせない要点となるのは「パンツ」だ。このパンツを頭から被るだけでなく飛び立たせてそして見知らぬどこかへ巣立たせて行く様はまさに感動的で涙を堪えきれない。


そんな空飛ぶパンツに加えてエロ本など主人公はとことんエロい設定なのだがどこか“普通に”性欲の強い男子中学生な感が歪めずエロを追求する姿勢を打ち出しておきながら『ヨスガノソラ』からしてみれば赤子のような存在であるのは残念だ。
だがその一方で純粋に「エロい」のではなく「エロを追求する男子中学生」感の強い主人公はそのエロさ自体が逆にその人柄に純真さを与える要素となっていて今作のもうひとつの要素である「シリアス」要素との親和性を高めているし逆にその物語の深みを深める要素のうちのひとつとなっていることは素晴らしい采配なのではないかと思っている。

作中の物語の進行においてもエロをと馬鹿っぽさを全面に押し出している割にはストーリーが深くよく練り込まれている。
天使の輪をもち翼をもつ「天使そのもの」の見た目をする空の住民の兵器たち、そして長い月日のなかで怠惰に埋もれてしまった空の住民
主人公の過去と空の世界の接点、そして身近にあるあらたな世界との接点やそれを匂わせる新大陸発見部の存在。
それらは「思ったより」作中に考察の余地を残すものとして深みを与えており、「えろい!」「笑えた!」「おわり!」の3点セットで今作を終わらせることなく楽しめる作品たらしめているのだ。

私がパンツが好きだから今作にやけに好感を抱いていると?確かにそうかもしれない。パンツ最高!そんなことはない。実際に反響が良かった証として2期の制作劇場版の公開もされている。この手の作品でここまでメディア展開が加速するのは珍しい。それだけ今作に魅力がある証ととれるだろう。

さあ同士よ、パンツを握りしめ、そして頭から被り、「そらのおとをしもの」を視聴しよう!そしてベルを鳴らそう!パンツ最高!!

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