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2018年5月5日土曜日

マイリトルフラワー、自分を信じて。

アニメといえば非現実的なファンタジー作品ですよね。そのなかでも『魔法』は数多く取り上げられているテーマです。
今回はそんな魔法モノでも女性向けの“ファンタジー”作品の紹介なのです。


6人の男の子とつくる最高の文化祭!
マジきゅんな学園生活、スタート!!

芸術が魔法になる世界―。
人々を感動させる魔法芸術の使い手はアルティスタと呼ばれ、
ショービジネスなどの世界で活躍している。

魔法芸術家(アルティスタ)の卵たちが集まる私立星ノ森魔法芸術高校に
異例の転校生として通うことになった「愛ヶ咲 小花」。

転校してすぐに伝統の文化祭「星ノ森サマーフェスタ」の実行委員に選ばれてしまった小花は、
未来のエンターテイナーを目指す6人の男の子たちと一緒にドキドキの学園生活を過ごすことに!

様々な芸術を専攻する6人の男の子たちと「星フェス」を成功させて
1年に1度選ばれる最優秀の男女ペア、「アルティスタ・プリンス&プリンセス」に
なることができるのか?

キミにマジきゅんっ!
ここから始まる新しいルネッサンス!

マジきゅんっ!ルネッサンス(公式サイト


今作について一つ断っておかなければならないことがある。それは今作が『女性向け』の色々な意味での“ファンタジー”作品であるということだ。
その界隈ではレジェンドとも言える『うたプリ』の続編が放映されるなか、その影に隠れてしまっていた今作だが、かの作品とは違い今作では一からのスタートなので登場するキャラが多すぎて1キャラあたりの登場シーンが数秒になってしまったりバスから飛行機へ拉致されたりというなんでもありなクソアニメになることが無く、“それなりの”ところに落ち着いているのが私からすると好印象だ。

主要な登場キャラは主人公となる愛ヶ咲 小花ちゃんとヒロイン枠の6人である…


  • 『キング』こと一条寺 帝歌くん
  • 『掃除からの太陽光を浴びて高原エンド』の墨ノ宮 葵くん
  • 『セクシーバスケから巣立ち舞踏会エンド』の庵條 瑠衣くん
  • お化け退治から海辺で水の掛け合いから空飛ぶエンド』の響 奏音くん
  • バレーボールから花畑で見つめ合いエンド』の土筆 もねくん
  • 『彫刻家からスウィーツマカロンエンド』の帯刀 凛太郎くん


となっている。

そして全員から文字通り“マジきゅんっ!”状態となった小花ちゃんは彼らとともに今作の舞台となる魔法芸術高校伝統の文化祭である「星ノ森サマーフェスタ」の実行委員としてそのフェスタを成功させる、だが、小花ちゃんは魔法の副作用のようなもので眠り姫の様な長い眠りについてしまう。そしてそんな小花ちゃんをヒロイン枠の6人が皆で歌って踊って目覚めさせてめでたしめでたしというアニメだった。



説明を見て何を言っているのか分からなくなってしまった方もいるかもしれない。だが仕方がない。なぜなら私もよく分かっていないのである。

だが、問題ない。もし今作を見て「ストーリーがめちゃくちゃだ」とか思った人がいるならば自分の好きなジャンルのアニメを視聴しているときを思い返して欲しい。ロリコン向けアニメではありえない年齢差やもはや犯罪ともいえるロリタッチやチョロインが続々出てくるし私の好きな百合アニメではそもそも『男キャラ』が存在しない。そう、この手の作品は“ファンタジー”なのだ。

ちなみに、キングこと一条寺くんの攻略にはそれぞれ数話を消費していて、彼と彼女の距離が接近するまでがまともに描かれている。

全体的に振り返って見るともはやギャグの領域にまで昇華した「バレーボールチョロイン」など見どころもあり、作画や声優も安定しているように感じるし、なによりこの手のジャンルのレジェンド「うたプリ」が肥大化しすぎている状況で新たに一からストーリーを持ち込んだ今作は一石を投じる良作品と言えるのではないだろうか。

一見は百聞にしかずという故事がある。このジャンル枠のアニメはきっといままで触れることのなかったものだろうが今回、これを機会に視聴してみてはいかがだろうか?


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