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2018年4月10日火曜日

学校の怪談から生まれるファンタジー

漫画雑誌ってそれぞれに特徴がありますよね。
今回はそんな雑誌の中でも有名な週刊少年マ○ジンから現れたラブコメ?の紹介です。


この学校には7人の魔女がいる。
私立の進学校での日常になじめず、問題ばかり起こしている主人公・山田竜。しかしあることをきっかけに、彼の学園生活は一変!新たな仲間や魔女たちとの出会いとともに、楽しくも大変な毎日が始まった。7人の魔女を見つけるまで、もう退屈なんて言わせない!

山田くんと7人の魔女(公式サイト


今作の第一印象はそれほど良いものではなかった。少年週刊誌にありがちな圧倒的女子力をもつヒロインに対照的に荒れているがピュアな主人公、そしてキスで身体が入れ替わる。だがその事象に対してはとくに不純な感情も慌てる描写も少なく「キス」という行為は軽々しく行われるしなんというかすべてが「ありがち」で安っぽく感じてしまうのだ。

だが、最終的に見てみるとそんな「お約束の集合体」のように見えた今作もそれぞれの要素も最後は回収されて行くし、原作からしてみれば途中の段階みたいだがアニメではハッピーENDで終わる。

今作は「魔女」という言葉が用いられているが何かと戦ったり変身したり空を飛んだりはしない。学院に7人存在するという「魔女」は「キス」をすることによってなにかの能力(入れ替わりやテレパシーや未来予知など)を行使することができるというどちらかというと学園七不思議+異能力系をかけあわせてそれをつかってギャグコメディやラブコメしているものだった。

少年誌独特のお色気シーンみたいなものはあるものの、最近では最早、地上波では不謹慎を越えて18禁コーナーへ両足突っ込んでしまっているようなアニメが何作も登場している今となってはジェット戦闘機の時代にレシプロ戦闘機で挑んでいるぐらいには陳腐化してしまっている。一方で前述したとおり、今作の後半から加速するように展開される学園七不思議+異能力と主人公とヒロインの恋模様に他の魔女たちの思惑などが重なってそれなりに面白く話が展開している。
だがそれもお約束なのか?と思われる様なギャグパートというかこれまた少年誌独特のノリによって重い話になってしまうことは無く、かなりライトな感じに仕上がっている。

概ね好評を受けている本作を私も今作を楽しんで見ることが出来たと思う。
だがその一方であらゆる意味で「ハード」な作品に侵されてしまった私にとっては物足りなさやツッコミどころを感じる場所も多少見受けられた。
だが今作は多くの人にとって軽く漫画を読む様なノリで見れるアニメとして魅力的な選択肢ではなることだろう。
今作はそんなアニメを探している人にオススメできるアニメだった。

それからうららちゃんはやはりヒロイン枠にふさわしい可愛さがありますぞ。ぐふふ…


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