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2018年4月1日日曜日

魔女の日常

魔女の宅急便」は好きですか?私は好きです。
最近の魔法少女ものとは全く作風の異なるちょっと魔女宅っぽくゆったりと時の流れる魔女の日常を描いた名作を紹介いたしましょう!!


魔女――。
自然豊かで資源豊富な場所を好む彼女達。
彼女達には、
「15歳になったら一人立ちをし、家を出る。」
そんなしきたりがあるのだとか…。

そして、これは、一人前の魔女を目指すため、
青森に引っ越してきた少女のお話。

こっちはいいですね。落ち着くといいますか。
時間がゆっくりといいますか。

この街で過ごす毎日は――。
のんびりで、楽しくて、温かい。
女子高生魔女、木幡真琴の自由気ままな魔女修行、始まります。

ふらいんぐうぃっち(公式サイト


今回紹介する「ふらいんぐうぃっち」は魔女を題材にしたアニメということだが
「奇跡も魔法もあるんだよ…」や「後悔なんてあるわけない…」や「もうヤダよぉ…こんなのあんまりだよぉ…」
なんて展開はないしキュ○べえみたいな胸クソ悪い使い魔が現れることもない
ということで敵と戦ったりすることもなく、派手な魔法も変身も無しだ。


「なんだまたいつもの日常系アニメの派生か。」なんて侮るなかれ。


ふらいんぐうぃっちの世界では魔女(≒魔法少女)ものという強烈な題材をうまく現実に落とし込んでその日常を少し緩やかで淡々と描かれているのだ。
そのまったりゆったり感はとてつもなく心地よい。

実際に魔女がいたらまあこんな感じなのかなというくらいに、良く言えば現実に合わせて、悪く言えば地味な表現がされている。
つまり、今作は魔女(魔法少女)ものであるのに作品に入り込みやすく親しみやすい

魔女の話ということで魔法が登場するのだが派手なものは少ない。そしてそれが魔法という非日常を扱いながらも日常感を損なわせずに視聴者に対する親しみやすさを増幅させている。
そして登場する魔法にはなんとなく背景の部分(魔法薬の調合シーンや箒で空を飛ぶ仕組みを説明するシーンなど)の説明があるので今作の魔法の捉え方も見どころの一つと言えるのではないだろうか。

登場するキャラクターたちも実にユニークだがしっかりと作風と馴染んだ設定と見た目で登場する魔女達も他の魔法少女ものや魔女もので感じる浮世離れした感じを受けず、親しみやすい。
魔女である主人公の真琴ちゃんが居候する先の倉本家の面々はよく物語に絡んでくるが一般人サイドで、友達枠の那央ちゃんも一般人サイドとなっていて魔女だけでなくそれぞれの登場人物にフォーカスが当てられるので魔女の日常ものではあるが魔法ネタに走り続けることもなく魔法に頼ったストーリー展開という訳でもなく程よく魔法というエッセンスを加えながらも魔女とそのまわりの人々の「日常」を描いた良作に仕上がっていると思う。


ところで箒の乗り方についてだが跨るスタイルと腰掛けるスタイル、どちらが好みだろうか。
私は断然横向きで腰掛けるスタイルを推している。とくに理由はないがちょっと上品な感じがして良い。
同じ理由でよく見かける自転車の二人乗りのシーンで後ろに女の子を乗せるシーンなんかも女の子が横向きに腰掛けているスタイルのほうが好きだったりする。

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