南極探検隊と女子高生をかけ合わせたちょっと変わった組み合わせに『そこにある青春』が見えるアニメなのです。
そこは、宇宙よりも遠い場所――。
何かを始めたいと思いながら、
中々一歩を踏み出すことのできないまま
高校2年生になってしまった少女・玉木マリことキマリは、
とあることをきっかけに
南極を目指す少女・小淵沢報瀬と出会う。
高校生が南極になんて行けるわけがないと言われても、
絶対にあきらめようとしない報瀬の姿に心を動かされたキマリは、
報瀬と共に南極を目指すことを誓うのだが……。
宇宙よりも遠い場所(公式サイト)
主人公は地味,そして取り柄は元気!そんなありあちな設定の女子高生のキマリちゃん。
彼女は高校2年生のある日,高校入学当時に書いたであろう「高校に入ったらしたいこと」を見つける。そこには…
- 日記をつける。
- 一度だけ学校をサボる。
- あてのない旅にでる。
- 青春、する。
と書かれていた。
そこで彼女は高校に入ってからの1年と幾ばくかの月日を振り返っておもわず泣き出してしまう。
そして初めにキマリちゃんは衝撃的な出会いをする。なんと帰り道で同じ高校に通う女の子が落とした『100万円』を拾ってしまったのだ!!
その持ち主は小淵沢報瀬,南極に行くため彼女は3年前に遭難して行方不明になってしまった母親がいた南極へ行くことを入学当初から目標に人生を賭けていた。100万円もそのための足がかりにしようと貯めていたものだったのだ。
それは周りから理解を得られずに応援する人も居らず,友人もいなかった。そしてそんな彼女の話を聞いたキマリちゃんは「あんなにバカにされても本気で行くって頑張れるのはすごいと思う!」と,そして「何か手伝えることはない?」と声をかける。そんな彼女に小淵沢報瀬はこう返す
「じゃあ、一緒に行ってくれる?」
キマリは悩む。そして決めるのだ。「南極へ行こう!」と。
そして彼女は目標に向かってひたすら突き進むのだ。最高の仲間たちと共に,多くの苦難を乗り越えて,楽しい時を共有して。
「宇宙よりも遠い場所」には『青春』そのものがある。
今作では4人の主要登場人物が登場する
玉木マリ
あと一歩が踏み出せないがその一方で抱える夢や好奇心は大きく,真剣に相手に向き合える。
小淵沢報瀬
人見知りで人付き合いなど苦手なことは多いが「南極へ行く」という目標のために直向きに走り続ける。
三宅日向
高校を中退してバイト戦士しながら勉強も頑張っている。明るく人当たりが良い天才肌。
白石結月
元から芸能活動をしていて,仕事で元々南極観測隊に同行する予定だった。幼いころから仕事をしていたため,どこか大人びているがその一方で友達がなかなか作れずに友人というか親友が欲しいと願っている。
それぞれがそれぞれの課題や夢を抱えながら、そしてまだ荒削りながらもそれぞれの輝きを秘めて「南極」目指すのだ。
また、それぞれのキャラクターデザインからは地味な感じが漂うが完璧すぎないことによってリアルな女子高生っぽさを感じることができるだろう。
また、今作の特徴として光をつかった演出が特徴として挙げられる。舞台でスポットライトが場面ごとの印象を形作る様に今作では光の入り方で華が添えられるというかエフェクトって凄いなーなと再認識させられるだろう。
8話までの視聴でまだ北極には着いていないが,彼女たちは夢への第一歩として砕氷船に乗り込むところまで進んだ。
それまでの過程の段階でもオススメできる作品だ。この後,どんな展開が待っているのか,楽しみで仕方がない。
日常というよりは感情描写などに力が入っていると思うし「南極」と「女子高生」の組み合わせは後にも先にもなさそうなテーマだとおもうので新鮮な体験をすることができるのではないだろうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿