Translate

2017年12月27日水曜日

姫様から転落して行き着く先はラブホテルだった…

またとんでもないアニメが生まれては消えて逝く。
何故、人は常に新しいものを求めるのか,常に前へ歩み続けるのか。
そしてどうして時には投げやりになってすべてを失ってしまうのか。どうして…どうしてなの!?
そんな思いを体感できる大作アニメを紹介させて頂きます。



世界を壊して、私は生きる。


高度に進化した情報技術「マナ」を手にした人類は、その魔法のごとき力で、
戦争、飢餓、汚染など地球上のあらゆる問題を克服。ついに平和で何不自由ない理想郷を手に入れた。
「ミスルギ皇国」の第一皇女・アンジュリーゼ。彼女もまた、何不自由なく、民から祝福を受け、冠を戴くはずだった。しかし、彼女は己が「ノーマ」であるという事実を突きつけられる。
「ノーマ」――それはマナが使えないイレギュラー、反社会的な人ならざる「モノ」。

全てを奪われた彼女は僻地の離島に隔離される。そこで待ち受けていたのは、戦いしか知らないノーマの少女たちとの出会い、変型人形兵器「パラメイル」のライダーとして、次元を越えて進行してくる巨大攻性生物「ドラゴン」を狩る日々だった。

名前を奪われ、兵士となった「アンジュ」が、戦いの果てに見るものとは。
信じられるものは、何か。
手にするものは、何か。

一人の少女の不屈の物語がいま、始まる。


クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(公式サイト


まずはオープニングを見てほしい。完全にガンダムSE○Dである。
そしてアンジュがまんまキ○で機体は完全にフリー○ムなのだ。
そう、今回紹介するクロスアンジュ 天使と竜の輪舞はロボットアニメなのである。しかしただのロボットアニメではなかった。

第一話からテンポ良く話が進む。最初は充実して希望にあふれたある国のお姫様だったアンジュリーゼ様が自分とはかけ離れていて卑しい存在だと思っていた「ノーマ」だったと言うことで最高の瞬間が最悪に展開に変わってしまい終いにはお尻をチェックされて終わる。
私も何を行っているのか分からなくなってきたが実際その通りなので見たら納得してもらえるだろう。

サンライズ×キングレコードによる本格オリジナルTVアニメという触れ込みもあって王道展開というかお約束のエッチなシーンも織り交ぜつつの物語の組み立て方は流石と言えるもので非常に分かりやすく,ラブホテルが登場するまではキラキラしたお姫様だった人がゲスくなっていったり,放り込まれた戦場はガチ百合ハッテン会場だったりドラゴンが出てきたりロボが出てきたり歌い始めてしかもその歌に力が宿っていたり異世界に飛ばされたりと今作の世界観に浸かって行けるだろう。
ラブホテルからは…まあ..ドンマイ…
ラブホテルから最終回はまだ人類には速いテンポで…というよりもところどころワープして超展開が続き、良くわからない終わり方をする。一応理解はできるけれどもよくわからない。そんな終わり方だ。

そのせいなのか力の入れようの割には評判や知名度はイマイチだったみたいで今作を知らない人は多い。だがしかし,実際にはそれほど悪くない作品だと思う。
前半の流れやアンジュが新しい環境に適応して『自分』を確立させて行く過程はなかなかだしそこに彼女が捨て去ったはずの過去が絡んでいったりと新しいロボもの作品として楽しむことができるだろう。そして中盤あたりの盛り上がりも良くてテンションが上がるのだが、そこからのラブホテルである。ほんと後半どうしちゃったの…

キャラでみても個性的かつ幅広い属性をもつキャラがそろっていて登場人物も多く,特に大天使モモカちゃんの笑顔は何者にも例え難い絶大な魅力がある。


そしてフライパンは偉大だ。ありがとうフライパン。

最終的に振り返ってみても良作ではあったけれども名作にはとどかない作品で終わってしまったと思う。序盤からの流れは良かっただけにもったいない。

ほんと後半どうしちゃったの…


0 件のコメント:

コメントを投稿