季節は秋──制服が夏服から冬の装いに変わる頃、璃紗はふと思い出します。
この制服で初めてミカ女に登校したあの日……恋人である美夜との出会いを。
A Kiss For The Petals - Remembering How We Met
季節は秋──制服が夏服から冬の装いに変わる頃、璃紗はふと思い出します。
この制服で初めてミカ女に登校したあの日……恋人である美夜との出会いを。
今でこそ、璃紗のマンションで同棲するお熱いカップルの二人ですが、
それまでは顔を合わせれば口喧嘩の絶えない、険悪な関係だったのです。
璃紗にしてみれば、なにかと授業をサボる美夜に原因がある訳で……
そしてそのサボり癖は、恋人になった今でもほとんど直っていないのですが。
そんなコトを思い出し、一人クスクスと苦笑する璃紗。
唐突な璃紗のクスクス笑いに、傍らにいた美夜は怪訝な顔で問いかけます。
「ちょっと思い出しちゃったの。美夜と出会ったばかりの頃の事」
あの桜舞い散る麗らかな春の日。忘れられない美夜との出会いの日の事を──
今回紹介するのはレジェンド級の日本語の他に英語・中国語にも対応するグローバルモンスターノベルゲームだ。
今作の内容はいたって普通の百合で普通に恋人つなぎで見つめ合ってドキドキしちゃう女学生の思い出話を一緒に振り返ろうという作品となっている。
本作の良いところはやはり2時間ほどという短時間でクリアまで行くお手軽さとそこに濃縮された『百合』にある。
そしてお手軽つながりで言えばノベルゲーということもあってシステム要件もかなり緩いものとなっていて今稼働しているほぼすべてのPCで動作するといっても言い過ぎではないだろう。
最低要件は…
OS: Windows XP, 7, 8となっていて、アマゾンの奥地で何年も放置されていたであろうPCでも問題なく動きそうなものだ。
プロセッサー: Pentium III 800 MHz
メモリー: 512 MB RAM
グラフィック: DirectX or OpenGL Compatible Card
DirectX: Version 9.0
ストレージ: 300 MB 利用可能
この軽量さは「どこにでも百合を持ち歩ける」という利点にもつながるものといえるのではないだろうかとふと思いついてしまった。
PUBGやレインボーシックスシージといった重量級ゲームをプレイしているときでもそのゲームプレイに悪影響を及ぼすことなく百合音声を聞き続けることができるのだ。こんな素晴らしいゲームがSteamに存在していたことがあっただろうか…これは革命的だ。
本作のストーリー構成としては璃紗ちゃんと美夜ちゃんの二人の恋物語の出会い編を璃紗ちゃん視点で回想する展開が今作の主だった部分となっている。
その出会いは一目ぼれでした…という出だしから黒髪ロングはミステリアスクール系にピンク髪の委員長は淫乱という伝統的な二人が紡ぎだすラブストーリーを堪能していただきたい。
最終的には同棲してお互いにエッチなことを妄想する二人に落ち着く。まったくもって素晴らしく非の打ち所がない作品であると言えよう。
そういうわけでおやつを食べるような感覚で「百合を食べることができる」本作はSteamユーザーなら必須のゲームで是非ともウォッチリストに追加して購入するべきゲームとして強くお勧めしていきたい。
余談だが、私も確かにツンデレが語る淫靡な妄想は脱ぎたて下着と同じくらい高い価値があると思う。
購入はこちらからどうぞ。
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