これがバーチャルリアリティ…

これはバーチャルリアリティ黎明期の今よりちょっと前、主観視点で2次元を楽しむことが流行っていたころのお話。
なんと今回紹介するアニメは二期制作決定の上に当然のごとくVR化の計画も進行しているようで今も続くHOTなアニメを紹介しちゃいます！！

貴方（ONE）の部屋（ROOM）ではぐくむ３つの物語

One Room（公式サイト）

主人公主観視点の4分枠アニメ。ファンタジー級リア充生活主観視点アニメをどのアニメ視聴者層が満喫できるのだろうか。
私にはこのアニメの視聴方法がどうにもわからなかった。どう見たら良いんだこれ…
一時期流行ったラブプラスをそのままアニメにしたような感じを今作から受けた。だから同じ様に今作を楽しむのが正解なのかもしれない…のだが…。

12話のなかでも3部作に分けられる作品構成となっていてそれぞれの構成のなかでお隣に越してきた美少女高校生と恋に落ちる話、ロリ妹が社会人の主人公のもとに遊びに来る話、幼馴染のうれないミュージシャンお姉さんキャラとイチャイチャする話とどれも夢にみちたストーリーとなっている。
選択肢を残すことで幅広い視聴者層を拾おうとしている制作側の意図がミエミエだが、その一方で自分の気付かなかった未発見の嗜好（性癖）を発見する機会を得られるかもしれない。

まずはじめに、第一部である女子高生編についてだが、主観視点の主（主人公）は都内難関有名大学に通うぐらいには頭がよく、女子高生から引かれなく、むしろ一緒にお風呂に行ったりしてくれるくらいには清潔感のあるイケメンだと推察できる。

現実と解離しすぎた今作の主人公視点に感情移入できるほどの経験値をもつ人はそもそもこんなアニメ見ないという悲しい現実が視聴者を待っている。
今作を楽しむためにはこれを受け入れられるほどの頭空っぽにする必要があるだろう。
だがしかし、今作の設定を現実と勘違いしてそのままウキウキ気分で部屋で待とうが一人暮らしを始めてはならない。おそらく、となりにおっさんが住んでいたり、運良く隣に女子高生が住んでいてもただゴミを見るような目線を投げかけられるだけだろう。（だが、それもありかもしれない。我々の業界ではご褒美です。）

第三話で告白されている。だがまったくもって作品の主人公に感情移入できるわけなく死んだ魚の様な目で私は今作を見ている。

続けては第二部で妹が引越してきたという設定。
本当に妹なのか？と思わざるを得ない程にはあきらかに兄弟愛を越えた視線が向けられている。途中に行われるマッサージのシーンはあきらかにJSリフレそのものである。
私は周囲でいろいろな兄弟の形を見てきたがこんな兄弟見たこと無い。世界中を探せばいるのだろうがかなりのレアケースだろう。
つまりこれは妹を語った妹属性のロリだ！そう考えるとそのキャラクターだけを見て心をぴょんぴょんさせることができる。

続けて第三部の売れない幼馴染のミュージシャンのお姉さん。
今どき下着を外干しするひとおるか？部屋干しやろ！！と、どうでも良いつっこみが入ってしまう。第二部までのファンタジー設定に疲れてしまったのだろうか…。やはり今作の設定に「現実性やリアリティ」という言葉は程遠い。

かわいいを詰め込みすぎてかわいいが感じられない。幼馴染と恋愛シミュレ―ション…ｽｺﾞｲﾘｱﾙﾀﾞﾅｰ。

現実に対する感覚が麻痺してくる。

おっぱいやわらかそう。

映像サンプルとしては最高傑作。本来の目的である「主人公はあなた」は果たされなかった私にとっては残念なアニメとなっている。
もちろん、私みたいにクソアニメレビューのしすぎであら捜しをすぐに初めてしまうような癖のついてない視聴者にとっては最高のヒーリングアニメになりうるポテンシャルをもつアニメと言えるだろう。
私からのアドバイスとしては、とにかく今作を視聴するときは現実なんて忘れて頭を空っぽにすることだ。