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2018年6月11日月曜日

ころな陸戦規定…「承認」

異世界もの…ハーレムもの…ラノベ原作のテンプレアニメが世の中に溢れかえっているなか、ちょっと風変わりな逆転ラノベアニメの紹介です!!


たとえ相手が美少女でも
この六畳間(家賃5000円)は譲れない!

高校入学から一人暮らしを始めることとなった
苦学生、里見孝太郎が見つけた六畳一間で家賃五千円の格安物件。
その部屋《ころな荘一○六号室》は……狙われていた!
様々な理由から《ころな荘一○六号室》を手に入れるべく、
引越し直後の孝太郎のもとに次々と現れる、かわいい侵略者たち、
それぞれの思惑が交錯する中、彼女たちと孝太郎との壮絶な(?)戦いの火花が、
たった六畳の空間に散りまくる!

六畳間の侵略者!?(公式サイト


今回紹介するのは30分枠逆異世界ハーレムになりそうでならないアニメとなっている。
つまりよくある転生して俺つえー状態から次々とチョロインたちを落として行き、ハーレムで俺たちの冒険はこれからだで終わるアニメとはちょっと違うアニメとなっている。
なんとこのアニメでは異世界へ主人公が転移するのではなく、ヒロインの方が様々な異世界やファンタジー世界からやってくるという話の構成になっているのだ。


苦学生とあるがお金はそれなりにもらっているので本当はそんなに苦労しなくても良いはずだが親への遠慮からか家賃5000円の事故物件に住んで高校に通うことになった里見孝太郎くん
大家さんは同い年の女の子でクラスメイト、そしてかわいいというファンタジーで更に入学式当日から清楚&可憐系お姉さんキャラと二人っきりの部活動を決めるという超ファンタジー設定から今作の物語は始まる。


だがそんな主人公である里見くんが住んだ部屋は複数の異世界からの来訪者+幽霊にとって重要な場所であった。
そして主人公がその部屋に住んだ初日から幽霊(なぜか女子高生の幽霊)と出会いそのまま流れで地底人宇宙人、そして魔法少女がやってきて部屋を明け渡すように要求してきた。

そこではあまり平和的とは言えないやりとり(わりと危ない戦闘)が始まろうとしていたのだがその騒音から大家である静香さんがやってきて全員粛清されてしまう。
ちなみに大家さんは超技術をもつ異世界からの来訪者に対しても気後れすることなく驚異的な体術をもって彼らを制圧しているこの世界線で最強の存在と思われる


そこで大家の静香さんのもとでころな荘の名前を由来とするころな陸戦規程なるものが定められて主人公の住まう106号室の領有問題の解決について以下の取り決めがなされた。

  • ABC兵器ないしそれに準じる攻撃手段
  • 広域破壊兵器ないしそれに準じる攻撃手段
  • 建造物(主としてころな荘一〇六号室)を損壊せしめる可能性のある攻撃手段。
  • 周辺世帯への騒音被害を生ぜしめる可能性のあるあらゆる攻撃手段
  • 事前、事後を問わず笠霧静香(ころな荘大家二〇六号室在住)が禁止した攻撃手段。

ということで主人公たちは6畳1間のこの部屋を1畳ずつに分割してその領有を主張してそれぞれの提案する直接攻撃以外のバトルによって106号室の覇権について争うことにしたのだった…
という流れになっている。

今作における主な登場人物はは…

601号室メンバー
  • 主人公
  • 幽霊
  • 不憫な魔法少女
  • 侵略者の地底人
  • 宇宙人の皇女)
場外
  • マッケンジー(友人♂)
  • 大家さん
  • 編み物研究会の先輩。本命。姫。

となっている。

幽霊がもっともチョロインとなっていて完全に気がある。まあ、他も大概だが…

基本的にはカードゲームをしたり、同じクラスに転校してきて一緒に演劇部の劇を手伝ったり日常を送る流れなのだが、各ヒロインというか侵略者たちのバックグラウンドからあらたな敵がでてきてそれを打倒してその際に関連する女の子から好かれるという流れを繰り返していってエロゲのお約束展開の様に全員を攻略していく。


当然水着回も存在する。「ちょっと違う」というフレーズで水着回無しなのではないかと心配しているそこのキミにも安心して欲しい。そこでは砂浜に顔だけ出して体を埋めて潮の満ち引きで溺死させるアイディアは相手に与える恐怖心などを考えてもなかなかにサイコでGOODなアイディアも登場する。


私としては魔法少女回でゆりかちゃんが身代わりになってやられてしまうところが一番感動的だった。この回では魔法少女であるゆりかちゃんに対してクソオンラインゲームのバランス調整みたいな評価値の変動が発生する。
これ以上掘り下げられることはなかったがまだ展開がありそうで続きが気になる終わり方となっていた。


結局どのヒロインの背景も深く掘り下げられることなく最後を迎えていて、どのキャラとの関係もハーレムになりそうでならないギリギリのところで止まっている
だが、その寸止めの仕方がモヤモヤが残る様な形でなく、むしろ作品視聴後にその後を考察する楽しみや原作で続きを見たくなるような良い形でされていて、全話通して振り返ってみて楽しめたアニメだった
異世界転生モノなどが好きな人でもやはり同じパターンに疲れてしまう人は多いことだろう…。
そんなあなたに視聴をおすすめしたいアニメだった。

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