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2018年5月20日日曜日

お誘いは嬉しいですが全力でお断りさせて頂きます!!

“全てのゲーマーに贈る”…そんなキャッチフレーズを思いつくものたちはおそらくゲーマーではないのです。はっきり言っておきましょう。ゲーマーにも多種多様な人がいるしプレイするゲームもジャンルやハードなどが細分化されていて決して交わることのないものたちがいるということを。
そんな訳でタイトルではめっちゃゲームを推していますがゲームはあくまでトッピング要素で実際には恋愛要素自体をコミカルに描いたアニメ作品の紹介です。


「私に付き合って、ゲーム部に入ってみない?」

趣味はゲームという以外目立った特徴もない
モブキャラぼっちゲーマーの雨野景太は、
ある日突然に学園一の美少女でゲーム部部長の
天道可憐に声をかけられる。
そこから景太の日常は一転、ゲーム好きな美少女たちとの
ラブコメ展開の日々が始まる……と思いきや!?

ゲーマーズ!(公式サイト


今作は30分枠のラブコメ作品だ。放送時期が夏アニメだったため夏=青春や恋という流れが来ていたのかとにかくラブコメ系作品が溢れかえる中でのデビューとなった今作だが同時期の他ラブコメ作品と違って今作はかなりギャグよりというか恋愛模様が拗れる様をコミカルに描くという方向にその力を全振りしているちょっと風変わりな作品となっていた。
そのため、他作品がよりディープというか三角関係や揺れる恋心というところの描写を深く掘り下げて行くかなり重たい作品となって行くのに反して今作はかなりライトな作風で仕上がったなと感じた。
ちなみにどうでも良いことだが、あの伝説のクリオネの灯りも同時期に放映されていたアニメである。

ちなみにゲーマーズというタイトルだが同名のアニメショップは関係なく、またゲームの要素もあまり強くない。そちらの要素が強く絡んだストーリーだと期待するとちょっとがっかりしてしまうかもしれない。あくまでテイスト程度だと考えておいた方が良いだろう。


今作に登場する主だったキャラクターは5人。

主人公となる雨野景太くんはクラスでは大人しく一人で黙々とゲームをプレイしているよく居るタイプのボッチキャラだ。そんな彼は下校時に偶然同じ学年でいわゆるアイドルの立ち位置を誇るハイスペックである天道可憐とゲームショップで鉢合わせることになる。それからなんやかんやで天道可憐が趣味であるゲームを部活動に取り入れたゲーム部へ雨野くんを誘うところから二人の恋路が始まることになるのだが、ここにあと3人が加わってややこしくなっていく。
そして、残る3人のなかでもう一組の組み合わせが存在している。それは上原佑くんと亜玖璃ちゃんの二人だ。彼らはストーリー開始時点でもう付き合っている。二人は所謂高校デビュー組で二人共に中学時代は地味な存在だった。ちなみに佑くんは元からゲームが好きでゲームセンターで雨野くんと出会うことになり、亜玖璃ちゃんは後に話がこじれたときに雨野くんと距離が接近することになる。ちなみにゲーマーズというタイトルながら亜玖璃ちゃんだけがゲームに対する知識がほとんどなく興味もそれほどないキャラクターになっている。
そして残るは星ノ守千秋だが彼女は天野くんが佑くんと同じ趣味の女友達を作るところからリア充への道を歩き出そうという短絡的な発想と目的のターゲットとして雨野くんと同じ様なボッチ枠の同級生で「手頃そう」という理由で選ばれたのだが実はソシャゲ上やネット上で既に天野くんと交流があって実はお似合いのカップリングだったり佑くんとの浮気を疑われたり最終的には良い友人枠のようなところに落ち着くのだが中盤は人間関係を(本人が望んでいる訳ではないが)かき回す役割として活躍することになる。


とにかくそれぞれの思惑は純粋というか普通に付き合っちゃえよな展開なのだがなぜか皆が必要以上に張り切って空回りして『笑える程に』悪い方向へこじれたりするアニメなのだがそれが原因で誰かが傷ついたりということもなくかなり軽いノリで「なんでやねーん!」なノリで恋愛事情がグチャグチャになるアニメだ。


だがそれも最終話が近づくとほとんど解消されて皆で仲良く旅行に行く回で終わるので同時期に放映されためちゃくちゃ重いラブコメ枠を見ている人にとってはそれを解消する良い薬の様な役割を果たしていたのではないだろうか。

そんなこんなでかなりライトかつコミカルに恋愛を描く今作は「ラブコメを楽しく見る」という視点を与えてくれるアニメだった。ガッツリ見る系のアニメではなく、どちらかというと作業の片手間だったり隙間時間にちょっとアニメを視聴したい。そんな人にオススメしたいアニメだ。



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