2009年、けいおんの登場によってバンド演奏や楽器(特にギター)に興味を持った人が数多くいました。
特定の趣味ジャンルをテーマにしたアニメはだれかの人生という物語になにかひとつ種を植え付けるものになりうるのです。今回は「バイク」をテーマにした作品でみなさんをバイクの世界に誘いましょう!
女子高生の佐倉羽音は、投稿途中の坂道にへこたれたことがきっかけで、
バイクに興味を持ち始める。
すでにバイクに乗っている同級生の天野恩紗とともにバイク部に
入部することになった羽音は、
個性的で楽しい仲間達に支えられながら、無事に二輪免許を取得。
愛車のオートバイも購入し、ついに念願のオートバイ・ライフをスタート♪
実際にオートバイに乗り始めてみると毎日が驚きと発見の連続で…!?
ばくおん(公式サイト)
今作は喋るバイク,マニアック?なバイクネタに個性的なキャラ設定、そしてあとは「けい○ん」と同じ設定だ。
両親は海外出張中、よく出来た妹。そしてアホで陽気な主人公。お嬢様キャラの同級生。そしてロリ属性がすこし入った後輩と大体の設定が同じだ。
だが今作が完全なパクリ作品という訳ではない。違う所がある。そしてその今作独特の要素が多くの人にとってアニメ黄金期を作り上げた名作という括りの中に入るであろう「け○おん♪」よりもこの作品自身の評価を落としてしまう残念な部分にしてしまっている様に見受けられる。
そのうちのひとつ、今作において象徴的かつ謎な要素が『謎の先輩』だ。その先輩こと「ライム先輩」は20年前に、同じ学校にあったバイク部に所属していたとみられる。
校長先生の回想によると死んだ様なのだが複数回の回想でそれぞれ死んでもおかしくない事故を引き起こしているため何が死因なのかは分からないが恐らくは最初の回想で登場したバイクレース中の爆発事故が原因だろう。(もしくは死んもいないかもしれないが)
頭が放送できないくらい酷いことになってしまったまま幽霊化しているからか歳をとっているのを隠すためなのかはわからないが彼女はヘルメットを脱がない。お風呂に入るときもだ。そして喋らない。コミュニケーションは筆談で行っている。
おそらく制作陣はこの『謎の少女?』をギャグ要素に含めて考えているのだろうがあまりにも突飛な設定はもはやホラーの域に到達している。
そう、今作は『謎のホラー』要素を含んでいるのだ。そして謎のホラー要素は…
そして続いて挙げられる特徴は今作では「バイクの要素」が強すぎるということだ。
一連のブームをも巻き起こした「け○おん♪」はたしかにバンド演奏をする軽音楽部をひとつのテーマにした作品だったが軽音楽部の活動そのものに焦点を当てた作品ではなく、どちらかというと魅力的な女の子たちの青春というか日常に軽音楽部をかけ合わせたようなアニメだったが「ばくおん!!」ではバイクの要素がまず最初にあり、キャラや設定もそれに合わせたようなもので日常系のなかでもギャグ寄りに仕上がっているであろう今作のギャグパートでもバイクネタやバイク乗り?のノリなものが多く一般視聴者を軽く引かせてそのまま置き去りにするようなものが多い。
もちろん軽くどころではなく、視聴者をドン引きするような「謎の奇病」ネタも盛り込んできている。
というわけで「ばくおん」はその独特の設定やテンションによってバイク好きの人以外にはあまりオススメ出来そうにないような作品となってしまっている様に見える。バイクが好きな人でも楽しめるかも未知数だが…
また、今作を見ると以下の様な効果を得ることができるだろう。
長所
- 太い眉毛のキャラクターに見慣れることができる。
- バイクネタに詳しくなれる。
短所
- 感覚が麻痺する。
この様に
そこの貴方もバイク乗りの友達や家族、同僚や上司を理解するために今作を視聴してみてはいかがだろうか。
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