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2018年1月2日火曜日

モリッ!!物理?いえ、ハンドパワーです。

物理攻撃もそれを極めて人の成せる業の範囲を超えれば超能力なのです。
そんなことを教えてくれる人生の先輩アニメを紹介させて頂きましょう!モリッ!!


翠ヶ丘高校に転校してきた琴浦春香は、一見、普通の女子高生だが、実は人の心を読めてしまう能力の持ち主。
その能力のため幼い頃から辛い経験を繰り返し、心を閉ざして周囲から距離を置いていたが、クラスで隣の席になった真鍋義久との出会いがきっかけとなり、彼のエッチな妄想に振り回されながらも徐々に心を開いていく。
やがて、その力に目をつけた御舟百合子によってなりゆきから彼女が部長を務めるESP研究会に入部することになるのだが…

人の心が読める少女と彼女に惹かれる少年が織り成す学園ファンタジーラブコメ

琴浦さん(公式サイト


初めに大まかにネタバレしておくと,琴浦さんが転校してくるのだが,自分の能力とそれによって起こった過去の事件から心を閉ざしてしまって目が死んでいる状態で物語が始まる。そして真鍋くんやESP研の面々と出会い,なんやかんやあるうちに打ち解けて最終的には周りの人々に心を開いて主人公である真鍋くんとの距離も縮まって目に光が戻った状態でハッピーエンドを迎える話になっている。
それじゃあ真面目に青春とかそういうところを扱った作品なのかと言うとそういうことでもなく,全体的にギャグ寄りに構成されているので逆に気構えせずに気軽に見てみて欲しい。

琴浦さん、序盤は目が死んでるし,吐くしなかなかに病んでいる。だが思い返して欲しい。ゲロイン(ゲロ+ヒロイン)が登場するアニメは大抵良作。つまり今作も良作ということだ。
ついでに,声優繋がりで言えば皆様の記憶にも残っているだろうイカ娘のイカちゃんもよくイカスミ吐いてた。よく吐く声優ゲソ。


ラブコメ系だが主人公側の落ち度でゴタゴタすることなくヒロインサイド,つまり琴浦さんの心理描写というか内面の揺れ動きに集中して見れるのでストレスは少ない。二人の間で誤解などが合って揺れ動くというよりかは周りに振り回されているうちに二人の距離が縮まって行くタイプの展開だ。

鬱展開な回想シーンもあるにはあるがやりすぎてて逆に胸糞悪くはならない。


それに加えてどの人物にもそれとなく憎みきれない部分を残していて,それらの人が最終回に近づくにつれてそれぞれ素直になったり誤解を解いて優しい世界が出来上がって行くので「このシーンはなあ…」なんて後悔が残ることはないだろう。

今作がギャグ寄りだったり琴浦さんの心理描写や成長を見守るアニメということを考えると萌えアニメとしては薄味なキャラクターたちだが,逆にマッチしていると言えるだろう。
それにヒロインが可愛いくて彼氏とイチャイチャしているシーンを見せられるなんて拷問を受けなくて良いのである。←ココ重要。
そういうことなのでブヒブヒだけ出来れば良いんだよ!って方は素直に今作に浮気せずにごちうさでぴょんぴょんし続けることを薦めたい。

琴浦さんを全体的に振り返ってみるとグダグダするところもなく終わり,琴浦さんの病んでるシーン(私が個人的に病んでるキャラクターが好きなので)も見れるしそんな琴浦さんが成長してハッピーエンドを迎えるというきれいな着地点に落ちるアニメなのでハズレ感を感じることもなく視聴できるアニメだと思う。
人間関係にはどうしても摩擦が起こりがちだが,そんな現実に少しでも疲れてしまったり,拠り所を求めたいときにオススメできるアニメだと思っている。

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